見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

映画「だってしょうがないじゃない」を見ておしゃべりする会 オンラインで監督トークも

  • 87

  •  

 「よこはまYYラボ」は障害を抱える監督が叔父のまことさんの日常を捉えたドキュメンタリー映画「だってしょうがないじゃない」を自主上映と映画監督や関係者を招いたトークイベント開催のため賛同者を募集している。

賛同者募集、映画「だってしょうがないじゃない」を見ておしゃべりする会

[広告]

 同作は監督である坪田義史さん自身が40歳を過ぎて発達障害と診断された事をきっかけに、ひとり暮らしをする発達障害の叔父まことさんの日常を3年間にわたり撮影をした監督初の長編ドキュメンタリー作品。映画内では「親亡き後の障害者の自立の困難さ」や「障害者の自己決定や意思決定の尊重」「8050問題にともなう住居課題」などの問題に直面していく。

 主催の「よこはまYYラボ」は横浜市役所で働く職員相互のネットワーク構築と横浜の将来を考えるチームとして、ビジネスでもプライベートでもない「サードプレイスとしてのゆるい勉強会」を目指している。2014(平成26)年にスタートし、新採用職員向け街歩きイベントや他都市訪問、防災ワークショップなど多岐にわたるテーマで80回を超える勉強会やイベントを、「この指とまれ」方式で開催してきた。

 チームメンバーで同イベントを担当する市職員の尾形淳子さんは「映画館での上映が始まったら色んな人と見に行って余韻をたのしみたいと思っていたが、オンラインが普及したおかげで『映画鑑賞しかもアフタートーク付き!』がオンラインでも可能ということがわかった」と話し、「監督やプロデューサーと話し合い、密を避けて出かけることなく映画を見て、感想を言いあったり、意見交換したりできるイベントを企画した。できるだけたくさんの、さまざまな立場の人たちと映画を観て、沸き上がった思いをぶつけ合い共有できれば幸いです」と参加を呼びかける。

 賛同者は4月23日~5月22日の期間にオンライン鑑賞ができ、22日にはトークセッション「おしゃべりする会」もオンラインで開催する。監督の坪田義史さん、プロデューサーの池田将さん、編集の和島香太郎さんによるミニトークののち、グループに分かれて話す機会を設ける。

 募集人数は50人。参加費は映画鑑賞と「おしゃべりする会」への参加を合わせて2,000円。参加表明はPeatixの募集サイト経由で、3月19日まで。

 同作は、アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)の「クリエイティブ・インクルージョン助成」を受け作成された。同助成は、横浜市の文化芸術の創造性を活かしたまちづくりを踏まえ、アーティスト、クリエイター等が行う「社会包摂の視点を有しながら現代の表現を追求していく活動」を支援する。

ピックアップ

ヨコハマ経済新聞VOTE

ヨコハマ経済新聞の読者歴はどれくらいですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース