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横浜出身のプロボクサー CFで個人経営の飲食店支援

水谷直人さん(右)と黒船屋の大川努社長

水谷直人さん(右)と黒船屋の大川努社長

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 横浜出身のプロボクサー水谷直人さん(31)がコロナ禍で売上高が減少した個人経営の飲食店を救うため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」で緊急支援を募っている。支援対象は三ツ境、希望ヶ丘、瀬谷周辺の個人経営の飲食店15店舗。目標金額は300万円、6月末まで集め、その時点で集まった金額を飲食店に届ける。

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 水谷さんは、相鉄線沿線の三ツ境で生まれ、隣駅の希望ヶ丘で育ったプロボクサー。相鉄線沿線にある「KG大和ボクシングジム」に所属している。

 個人経営の飲食店が経営危機に陥っていることを知り、何かできることはないか考えた。水谷さんは大学生のときに都市政策を学ぶゼミに所属しており、卒論のテーマは「プロボクサーと地域活性化」だった。この経験からクラウドファンディングを思いつき、すぐに地元の仲間に声を掛け有志チームを結成。「希望ヶ丘、三ツ境、瀬谷 『楽しい未来を守る』プロジェクト」を立ち上げた。

 支援する飲食店のオーナーらへインタビューした動画や特製Tシャツなどを製作。多くの人に知ってもらうため、地元出身の著名なアスリートにも協力を依頼した。

 3階級制覇を成し遂げたプロボクサーの八重樫東さんを皮切りに、横浜Fマリノスで活躍した栗原勇蔵さん、横浜DeNAベイスターズで8年間プレーした荒波翔さんらもチームに加わった。クラウドファンディングで支援した人向けのリターンに、彼らのサイン入りTシャツなどを用意した。

 水谷さんは、「ここまで応援があったからがんばれた。プロボクサーは、試合に勝つことが恩返しになるが、いまは有事なので、できることで恩返しをしたい」と話す。

 クラウドファンディング「CAMPFIRE」で実施しているプロジェクトで支援するのは、「黒船屋」「うまいもの処 うちやま」「Caf? & Bar GO」「居酒屋ダイニング8」など15店。

 目標金額300万円のうち、現在156万円が集まっている。募集は6月末まで。

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