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ミニシアター「ジャック&ベティ」「横浜シネマリン」が再開 コロナ禍を耐え抜く

フェースシールド装着で接客するジャック&ベティの梶原さん

フェースシールド装着で接客するジャック&ベティの梶原さん

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 新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言を受け、4月8日から休館していたミニシアター「ジャック&ベティ」「横浜シネマリン」が、6月1日再開した。5月30日から再開していた「シネマノヴェチェント」とあわせ、市内ミニシアターは3館ともコロナ禍を耐え抜いた。

スターの隣でデート気分 シネマリンの映画鑑賞

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 「ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3)では、休館中に苦境を乗り越えるための支援をしてくれた人の「スクリーンにお名前上映」が始まった。感染症対策のため、座席数は半分とした。初日の客足はほどほど。接客はスタッフが全員フェースガードを装着して接する。支配人の梶原俊幸さんは「感染予防を徹底している気構えがお客さまの安心につながれば」と話す。

 「シネマリン」(中区長者町6)は、営業再開にあたり、座席102席を36席とした。着席禁止の席には、上映中の映画の役者をあしらった注意書きをはり、遊び心を見せた。「知世さんの隣で映画みちゃった」とSNSに書き込む来客もいるなど好評。オーナーの八幡温子さんは「休業中はオンラインショップ経由の応援で本当に助けてもらった。これからも良質な映画を誠実に届けていきたい」と話す。オンラインショップで販売した、同映画館のキャラクターのクリコちゃんTシャツをまとった観客が目立った。

 フィルム映写機を持ち、客席数28席との小さな映画館「シネマノヴェチェント」(西区中央2)は、5月30日にいち早く再開した。支配人の箕輪克彦さんにコロナ禍前後の変化を尋ねると「うちはいつも通りだよ。いつも同じお客さんが来てくれるから、何も変わらないよ」と牧歌的に笑った。

 横浜市内の映画館は「kino cinena横浜みなとみらい」「109シネマズ・ムービル」「109シネマズ港北」が1日に再開、「港南台シネサロン」は5日に再開予定、「県民共済シネマホール」「TOHOシネマズららぽーと横浜」「TOHOシネマズ上大岡」は再開日未定となっている。

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