廃線となった東急東横線の横浜駅~桜木町駅間の高架下スペースに、3月末までの期間限定でアート拠点「R16~国道16号線スタジオ」が開設されている。
「アイムヒア プロジェクト」を展開している現代美術家の渡辺篤さん
約100メートル・16ブロックの高架下のスタジオ空間では18日まで、第一期で入居したクリエイターたちによるオープンスタジオが行われ、約25人のアーティストや建築家などが、現代美術、写真、映像などの作品を出展している。
オープンスタジオで作品を公開しているのは、金子未弥、シェアスタジオ Sha-Ba(秋山直子、古賀通代、北山深雪、hondachihiro、菅原康太)、363table(鵜飼三千男、内藤正雄、福島健士、六反征吾、坪田義史)、マツダホーム(松田直樹、松田るみ)、土屋信子、渡辺篤、nitehi works(稲吉稔、渡辺梓)+堀崎剛志、owowbund1871(佐々木龍郎、加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義、マニュエル・タルディッツ)、渡邊聖子。
横浜市西区の旧市街地とみなとみらいを分ける廃線となった東急東横線跡地の高架上部は、かつて線路だった場所を2021年度までに遊歩道へ変換させる計画となっている。R16は、活用されていなかった高架下の空間を活用し、今年8月から期間限定のスタジオ・アトリエとして、アーティストらが創作活動を行ってきた。
拠点は、NPO法人BankART1929が事務局を担当するクリエィティブネットワーク実行委員会が「R16」プロジェクトとして運営。クリエィティブネットワーク事業として、これまでの横浜市における約13年間の創造都市施策の活動を検証していくプログラムの一環として開催されている。