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「地域猫活動」理解へ向けDVD発売 ドキュメンタリー映画含む3部作

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 映像グループ「ローポジション」(横浜市中区長者町4)は10月、飼い主のいない猫と地域住民の共存のための「地域猫活動」を紹介するDVD「黒澤 泰&飯田基晴の地域猫活動のすすめ」を発売する。

 同作品は、「地域猫の生みの親」と呼ばれる元横浜市職員で現神奈川県動物愛護協会常務理事の黒澤泰さんの講義と、映画監督の飯田基晴さんによるドキュメンタリー映画「地域と猫と人間と」、対談形式で地域猫活動の失敗談をまとめた「地域猫のよくある失敗・ベストテン」からなる3部作。2009年のドキュメンタリー作品「犬と猫と人間と」の制作中に黒澤さんと出会った飯田さんが、地域の人たちの打ち合わせに活用してほしいと2016年から撮影を開始した。

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 黒澤さんは、磯子区や港南区、神奈川区で保健所職員を務め、在職中の1995年に「地域猫」の考え方を全国で初めて行政として発案・実施。約150の自治会で地域猫活動に携わり、そのうち、活動が根付いたのは数十ほどだという。野良猫に餌をやる人はふんや騒音で悩まされる住民から白い目で見られることも多いが、猫は生まれ育った縄張りの中で行動するため、餌やりを禁止しても民家に入り込むなど新たな問題が発生する。「すべての猫を保護できれば良いが、それができないからこうした活動が生まれた。排除でなく一緒にいられるやり方があることを知り、猫だけの問題でなく、地域の問題として考えてほしい」と黒澤さんは訴える。

 第2部のドキュメンタリーでは、神奈川区、金沢区、港南区の計4カ所の地域猫活動を取材。猫に不妊去勢手術を施し、餌の管理やトイレの整備など適切な飼育を実施することで、「猫の毛並みがきれいになってよりかわいがってもらえるようになった」「猫に餌をあげていた人もこそこそしていたのが堂々とあげられるようになった」などの声が出た。

 DVDは全編計78分。通常価格15,000円(税別)、10月15日までの予約で12,000円(税込)。上映権付き。詳細・問い合わせはローポジションのブログから。

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