横浜赤レンガ倉庫で9月26日から10月13日まで開催のオクトーバーフェスト。イベント限定コラボレーション「OFFICIAL BEER & BEER MAG」について特集!
横浜赤レンガ倉庫イベント広場で、「横浜オクトーバーフェスト2025」が開催されている。
本場ドイツ・ミュンヘンのビール祭を忠実に再現するイベントとして2003年に始まり、今年で22回目。約100種類のビールとドイツフードが並ぶ、秋の恒例イベントだ。
今回の注目は、クラフトビール醸造所「横浜ビール」と、世界的な洋食器ブランド「ノリタケ」によるイベント限定コラボレーション「OFFICIAL BEER & BEER MAG」。
オフィシャルビールは、オリジナルの「横浜オクトーバーフェストビア〈ヘレス〉」。ホップの柔らかな苦みがバランスよく広がり、すっきりとした飲み口が特徴。このヘレスを「ノリタケ」がイベントのために制作した専用のオリジナルマグに注ぐ。
「ノリタケ」は、創業者・森村市左衛門さんが1859(安政6)年の横浜港開港を機に海外貿易を始めることを決意した歴史を持ち、横浜の歴史とつながりをもつ。
ビアマグ同士で乾杯すると、描かれたデコレディ同士も一緒に乾杯してくれるように見える、遊び心たっぷりのデザイン
横浜の港の歴史とともに歩んできた「ノリタケ」と、地元発クラフトブルワリー「横浜ビール」。ふたつの「横浜ゆかり」が出会って生まれた一杯は、まさに横浜を味わうような特別なビール体験になりそう。
OFFICIAL BEER の「ヘレス」はドイツのミュンヘン発祥のラガービールスタイル。黄金色で飲みやすく、本場・ミュンヘンのオクトーバーフェストも彷彿とさせる。
ビールのレシピはヨコハマビールのヘッドブルワー加藤さんが担当。モルトの配合を工夫する事によりパンや蜂蜜の様な香りを加え、モルティーで綺麗な味わいに仕上がった。「昼も夜も生活の中に溶け込んでいて、気づいたら飲み手の横にあるビール」を目指して、醸造したという。
ビールブースと客席が並び、ドイツ楽団の演奏も鳴り響く「大型テント」は、フェスト名物
だが、この「OFFICIAL BEER」が味わえるのは、そのテントの外にある「横浜ビール」ブース。少し奥まった場所にあり、「知る人ぞ知る」スポット感もある。
MAIN ENTRANVCEから入り、BLUE GATEへ向かって、ゲートを出る手前の★マークがそのブース
「黄金色でごくごく飲めるラガービール。人気の『横浜ラガー』以上に売れています!」とスタッフの声は弾むが、実はこの立地は少し悩みの種だそう。
大きなビアジョッキのオブジェが目印
「なにぶん横浜ビールブースがテント『外』の最も『奥』なので、なかなか辿り着いていただけません。でも特製のマグカップで地元横浜オフィシャルビールをたくさんの方に楽しんでほしい」と横浜ビールの田尻さんは話す。
オクトーバーフェストは9月26日から10月13日まで開催。10月11日からの三連休はフィナーレに向けて盛り上がりのピークを迎える。
大型テントの外は、中と比べるとゆったりとした雰囲気なのも魅力
BLUE GATEを出ると、海が見える座席もある。GATE外で飲んで、GATEから再入場も可能となっている。横浜赤レンガ倉庫で海風を感じながら、ビールを片手に、横浜の秋を満喫してみては。
追記。取材後、記事を書き終えたのち、横浜ビールから連絡があった。
「ノリタケのマグがなくなってしまったんです」
話を聞くと、デポジット制であるはずのマグが返却されていないのだという。「何百個もあったのに、もう11個しかなくて、マグでの提供ができなくなってしまいました」と田尻さん。
横浜オクトーバーフェストは、SDGsの先進国、ドイツでも実施する「グラスデポジット制」をとっており、ビールの注文時にグラスの保証金(デポジット)を支払い、飲み終えた後のグラスは各店に返却した際に保証金が返還されるシステムとなっている。
マグやグラスがステキだなと思っても持ち帰りはできない。もしもこれまでに持ち帰ってしまっていたら、別日でも構わないので期間中に返却して欲しいとのこと。
オフィシャルビアは、ビアマグに変わり、専用ジョッキを用意して、今後もオフィシャルビアの提供は継続。「グイグイ飲める美味しいビールで、何倍でも飲めるので、リピーターも続出。このビールをぜひ味わってほしい」と力を込める。
黄金色のビールを、秋空の下で。そしてグラスは必ず返却をお願いします。
編集後記
公式ビールというと入口入ってすぐ買えそうなイメージだが、ここでは「出口手前」で買える!と覚えておくとよさそうです。
最後にビールと相性抜群のフードもお尋ねしてみました。
オススメは鉄板ジューシー!アックスボンバーチキン
オフィシャルビールを扱う横浜ビールのブースでは、来店客が一緒に写真をと店員に話しかけ、撮影も楽しんでいました。
店員は皆フレンドリー
人それぞれ、思い思いの楽しみ方で・・・