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パシフィコ横浜で福祉総合展「ヨッテク」-震災シンポジウムも

昨年開催された「ヨッテク」の様子

昨年開催された「ヨッテク」の様子

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 横浜市リハビリテーション事業団(横浜市港北区)は、パシフィコ横浜(西区みなとみらい1)で7月22日と23日、福祉を支える人とテクノロジーの総合展「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2011」(愛称:ヨッテク)を開催する。

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 同展は、福祉的視点でテクノロジーを見つめ直そうと2001年から開催している参加体験型のイベント。福祉を支える人のアクティビティとテクノロジーの素晴らしさや可能性を、見て・触れて・遊び・考えることができる最新福祉機器の紹介やシンポジウム、アトラクションを行う。

 会場フロアは、日常生活の向上や住環境の整備のために役立つ情報をとりそろえた「くらすゾーン」、社会参加を支える用具・情報を紹介する「つなぐゾーン」、手や足、からだ全体を動かして学ぶ体験プログラムや遊びのスペースを提供する「たのしむゾーン」の3つに分かれる。

 内容は高齢者や障がい者に優しい旅行を提案する「旅リハ!!~旅行に出かけて元気になろう~」、「横浜マイスター」の技を体験できる「横浜マイスターの体験工房」、障がい者が使いやすい自助具やキッチン用品などを展示・販売する「福祉用具市場」。そのほか、ロービジョン(弱視)疑似体験ゴーグルを使った「障害疑似体験」、リウマチ編・片マヒ編に分かれた「簡単クッキング教室」などが行われる。

 また、関連イベントとして、7月23日にヨッテク・シンポジウム2011「大震災から考える横浜の福祉」を実施。自宅のある仙台市で被災し、車いす生活者でもある「車座」社長・巴雅人さんによる基調講演も行う。会場はパシフィコ横浜2階 アネックスホール。

 ヨッテク2011広報担当の大場純一さんは「今年度で、ヨッテクは10回目を迎えました。節目の年に起こった大震災を踏まえ、今、私たちが考えていること、皆さんと一緒に考えていきたいことを思い、『災害に強い福祉のひとづくり、ものづくり』をテーマに特別展示を行います。日常の生活で気をつけなければいけないこと、災害時にこれだけは考えておきたいこと 今後の災害時に活躍が期待される新しい製品を紹介しています。また、来場の皆さんから災害時に役立つ意見を提案していただくメッセージボード『愛ボード』もあります。皆さんの意見をどんどん書き込んでください」と話す。

 会場はパシフィコ横浜 展示ホールD。開催時間は10時~17時。入場無料。詳細・問い合わせはヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2011公式サイトから。

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