プレスリリース

桐蔭横浜大学・東京家政学院大学・京都文教大学・日本文理大学 × ワークスアイディ 多面的評価を“実現化”する評価システム「VUE」を共同開発

リリース発行企業:ワークスアイディ株式会社

情報提供:

現代社会の高度化・複雑化に伴い、わが国が直面する課題は多様化しています。こうした変化の中で求められているのが、課題に創造的に取り組める「実践的人材」の育成であり、「学生の学びと成長」をより重視し、社会全体で人材を育成する仕組みが重要になっています。
このたび、桐蔭横浜大学(代表校)・東京家政学院大学・京都文教大学・日本文理大学と、ワークスアイディ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:池邉竜一)は、学生の学びと成長を多面的に評価し、その評価を学習者自身がレポートとして閲覧できる評価システム「VUE(Value & Understanding Evaluation)」を共同開発しました。9月に実施する大学連携越境学習プログラムにおいて、トライアル運用を開始します。
本取り組みは、文部科学省および日本私立学校振興・共済事業団による「少子化時代を支える新たな私立大学等の経営改革支援」事業の助成を受けて実施しています。学生が、教育・学習プログラムに関わる教員・学生・ステークホルダー等から多面的に評価を受けることで、学生自身の学びをより高次に深化するとともに、ひいてはそれが職業社会においても活用されることを通じて、わが国の社会を牽引する人材の育成基盤を構築します。



背景・課題

大学はこれまでも、様々な工夫を凝らし学生の学習成果を可視化する努力を重ねてきました。しかし、その元となる「評価」は大学教員のみが実施しており、教育・学習プログラムを通じた学習者の成長を一面的にしか捉えられないという懸念が指摘されています。企業では上司・同僚・部下・取引先が関与する360度評価が一般化しており、社会につながる評価として大学においても多面的評価の導入が不可欠です。社会全体で人材育成に向かう「学習者本位の教育」が問われる時代、教育・学習にあらゆる者が関わるのが求められるのであれば、「評価」も多面的に実施されなければなりません。こうした活動を通じて、学生の自己調整学習サイクルをより高次に機能させるとともに、学びと成長が可視化され、学習者本位の教育に関わるすべての関係者の理解と納得を得られないか。このような課題認識のもとに着手した取り組みです。

プロジェクト概要

本プロジェクトは、文部科学省および日本私立学校振興・共済事業団による「少子化時代を支える新たな私立大学等の経営改革支援(令和6年度)」の助成を受けて、桐蔭横浜大学、東京家政学院大学、京都文教大学、日本文理大学の4大学が推進する大学連携越境学習プログラムの実施基盤(プラットフォーム)構築の一環として実施しています。
この越境学習プログラムでは、4大学の学生が合同で日本各地を訪れ、そこで地元企業や他大学の学生と協働しながら課題解決型の学びを行います。そこで発揮される資質・能力を教員・参加学生・地域・企業といった多様な立場の関係者が相互に評価し合います。今回開発した評価システムでは、この多面的評価が円滑かつ簡潔に実施でき、記録された評価を学習者がレポートとして閲覧し、その後の活動において活用できるようになっています。
こうした取組により、一面的な指標に依存しない形で学生の可能性を最大限に引き出し、社会全体での人材育成に向かう基盤の整備を目指します。
- システム名称:VUE(Value & Understanding Evaluation)
- 主な機能要件(予定)
- - 学生自己評価・他者評価(教員・他の学生・企業・地域)を入力・集約
- - PDF形式レポート出力
- - 学生による公開設定
- - 強固なセキュリティ対策
- - 外部リファレンス機能(相互評価の蓄積)

※開発機能は、予告なく変更となる場合があります。

第1回プログラムでトライアル運用

2025年9月11日(木)~13日(土)に、日本文理大学が主催で実施する越境プログラムにおいて、本システムのトライアル運用を開始する予定です。
当日は、「愛媛・大分の観光周遊拡大を考える」というテーマのフィールドワーク授業を通じて、参加学生の学びと成長を評価・記録し、レポートする仕組みが現場で初めて実装されます。

代表者あいさつ

桐蔭横浜大学 森 朋子 学長コメント


「知識集約型社会において、日本の国力を支えるには、分厚い中間層を形成する“実践的人材“の育成が不可欠です。キャンパスを越え、地域社会、そして多様な世代の人々との関わりの中で学び、大きく成長した学生を社会に送り出すことが、大学の重要な使命であると考えております。
この度の新たな取り組みにより、たくましく成長した学生が適切に評価される環境が整うことを期待しております。社会全体で人材育成に取り組む新たな一歩になるものと確信しております。」



ワークスアイディ株式会社 坂原 浩司 取締役コメント


「学生の「見えない力」を可視化し、企業と学生の最適な出会いを創出できる本システムが、多くの教育機関や企業へ広がり、さらには社会全体での活用へとつながっていくことを期待しています。
私たちは人材サービス事業を手がけてきた企業として、採用現場における「見えない価値」の重要性を痛感してきました。だからこそ、このプロジェクトに携わり、学生・大学・企業それぞれにとって意義ある出会いを後押しできることに大きな意味を感じています。」



【本件に関するお問い合わせ先】
ワークスアイディ株式会社 広報担当
メールアドレス:press@worksid.co.jp  TEL:03-6418-0800

桐蔭横浜大学 広報担当
メールアドレス:u-koho@toin.ac.jp  TEL:045-972-5881
■会社概要



会社名:ワークスアイディ株式会社
代表者:代表取締役社長 池邉竜一
本社 :東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー23階
設立 :1999年7月19日
URL :https://www.worksid.co.jp/
サービスサイト:https://dx.worksid.co.jp/
事業内容:データドリブンコンサルティング事業、ビジネスプロセスコンサルティング事業、DX HRコンサルティング事業、デジタル人材育成事業。2022年7月に”DX認定事業者”に認定。




学校名:桐蔭横浜大学
代表者:学長 森朋子
本社 :神奈川県横浜市青葉区鉄町1614
設立 :1988年4月1日
URL :https://toin.ac.jp/univ/
横浜市青葉区に位置する私立大学で、社会の持続可能な発展に貢献し新たな価値を生み出すことができる人材を育成することを目標に、学生の主体的な学びと確かな成長を実現すべく教育改革に取り組んでいる。法学部、医用工学部、スポーツ科学部、現代教養学環の3学部1学環を擁し約2,300名の学生が在学している。

  • はてなブックマークに追加

ヨコハマ経済新聞VOTE

国際園芸博覧会のメイン会場となる瀬谷区に行ったことはありますか

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース