リリース発行企業:株式会社パイラス
実施の背景
子どもたちの生活の中で、スマートフォンやタブレットといった「端末」の存在はますます大きくなっています。
便利になった反面、風の動き、地面の感触、土のにおい――そういった“目には見えない自然”と触れ合う時間が少なくなっているのも事実です。
パイラスアカデミーでは、「野球をうまくなりたい」という純粋な気持ちを出発点に、仲間と話し合い、自分で考えてプレーするというプロセスを大切にすることで、“生きる力”を育ててきました。今回の体験型キャンプでは、その教育観に「五感を育てる」ことをプラスし、大自然の中で農業と野球を体験することで、五感を使って日ごろとは異なる体験や発見に出会う機会を提供したいと考えています。
また今回、農業体験を実施する背景として、五感を育むだけではなく、野球をするためには欠かせない健康な体作りの基礎となる食べ物がどのようにできているのか、を学ぶ機会も作りたいと考えています。普段はスーパーに陳列された野菜を見ている子どもたちが、自ら畑に入り、土を掘り、収穫する。この体験が「食への感謝」や「命をいただく実感」を育み、自らの身体を大切にするきっかけになることを信じています。
プログラムの特徴
本キャンプでは、以下のような観点から子どもたちの“生きる力”を育むことを目指しています:
- 自律力:自分で考え、選び、行動する力
- 感性力:五感を通して、世界を感じ取る力
- 共感力と感謝:自然や人との関わりから、感謝や共感の気持ちを育む
自然の中でのテント宿泊や、収穫した野菜を使った食事づくりも含め、「五感を使って、自ら動く」体験を通じて、机の上だけでは得られない“気づき”と“学び”を届けます。
代表コメント
パイラスアカデミー代表・小林巧汰パイラスアカデミーは、野球が“うまくなりたい”という子どもたちの気持ちを応援する教室として、一人ひとりが考え、仲間と相談し、自主的に取り組む野球を推進することで、子どもたちの“生きる力”を育んでいます。
今回のプログラムでは、“生きる力“を基軸に、野球という枠を超え、他のスポーツ、人との関わり、そしてビジネスなど、様々な環境で求められる
・自分で自分をコントロールする力(自律力)
・五感で世界を感じる力(感性力)
・人や自然への感謝の気持ち
という、3つの能力を伸ばすことをテーマに掲げました。
私自身、物心つく頃から野球をはじめ、毎日自転車と電車で1時間かけて野球チームに通っていました。行きや帰りの自転車の道や野球をしている時など自然との触れ合いを通じて「空を見て、雨が降るかも」「風を読んで、守る位置を変える」といった感覚を身に着けました。そして、そういった五感で感じる力が、社会人になった現在も人の表情や言葉の裏にある本音を読む力であったり、これがビジネスチャンスだと匂う力に繋がっていると実感しています。
だからこそ、いま子どもたちには感性が豊かな幼少期にこそ「感じる力」「変化に気づく力」を養ってほしいと考えます。
ある程度決められた中で生活をしていた義務教育が終わると、急に“自由”がやってきます。自由の中では自らが考え決断し、行動する機会が多くなります。そのような機会の中で行動すればするだけチャンスに巡り合うことも多くなりますが、一方で感覚が鈍っていては、変化に気づけなくなる。変化に気づけなければ、チャンスも逃してしまうのではないでしょうか。
そのため、私は今回のプログラムで子どもたちの五感を磨く、そんな時間を共に過ごしたいと考えています。五感を磨くことは、現代、そして未来を生きぬく力です。ぜひ、子どもたちの五感を育てるお手伝いを本プログラムを通じてさせていただければと思います。
共催者コメント
SHAPE Sports 代表取締役・駒宮健大パイラスアカデミーとは、弊社のこれからの事業を構想するうえで、代表の小林氏との素敵なご縁があり、ご一緒させていただくこととなりました。
弊社は、『一人ひとりの生活を、”笑顔”・”感動”・”熱狂”で彩り続ける』ことをVisionに掲げているSHAPE Partnersグループの中で、スポーツ領域に特化したグループ会社です(2025年1月設立)。
私自身が大学まで野球をしていたこともあり、「日本における野球のすそ野を拡大したい」「日本を”野球好き”で溢れさせたい」という想いのもと、何となく「野球を好きになってくれる子どもをもっと増やせる事業はないだろうか・・・」と考えておりました。
そのようななか、パイラスアカデミーに出会いました。
「野球を通じて子どもたちの”生きる力”を育む」という理念にとても共感したことはもちろん、小林氏の原体験やお人柄にも強く心を惹かれ、こちらから「ぜひ、これから子どもたちのための取組みをご一緒させてください」とお願いし、本プログラムでも共催という形でご一緒させていただくこととなりました。
本プログラムは、弊社のアドバイザーである工藤公康氏の考える「”生きる力”を育むことの重要性」というところからも着想を得ています。農業と野球、一見すると関係のないように見えるこの二つも、実は子どもたちにとって大切な学びをもたらしてくれます。
「自然に触れ、土を触り、世界を五感でフルに感じる」
「体験を通じ、いろいろな大人の人と会話することで、いろいろな世界を知る」
こういった体験そのものに価値があることはもちろん、未知の体験をするということの”愉しさ”を体験してほしい。これらの多様な経験は、一つひとつは「点」に過ぎないものですが、その時には意味が分からなくても、ある日ふと、それらが一本の「線」につながる瞬間が訪れます。子どもたちには、たくさんの経験を通じて、たくさんの”好き”を増やし、それが大人になったときに”線につながる”という体験をしてほしいと思っています。
一つのことに没頭するのも素晴らしい。でも、時に逃げ場がなくなってしまうこともあります。そんなとき、“点と点をつなぐ力”が、自分なりの選択肢や視点を広げてくれる。それは決して現実逃避ではなく、世界の捉え方そのものの柔軟さ=”生きる力”なのです。
私たちは、そんな「点と点をつなぐ力」を、野球と農業という異なる体験の中で子どもたちに届けたいと考えています。
工藤公康(くどう・きみやす)氏子どもたちには無限の可能性があります。ちょっとした経験や体験、そこで培われた気づきや発見、学びは子どもたちの感性を育み、大人になっても印象強く残っていることでしょう。
見て、聞いて、体験して、感じて、考え、行動して…。そういった経験の全てが子どもたちの“生きる力”の要素だと思っています。
頭だけでなく体全体を使って学びを深めていく。今回の体験を通じて、様々な知恵や学びに触れ、自分たちの可能性を存分に広げて欲しいと思います。
子どもたちと過ごすこの素晴らしい時間を大切にしつつ、私自身も感性を養い、考えや視野を広げる2日間にしたいと思っています。
開催概要
申込方法
https://forms.gle/vZi28956aR6pUunC6
お問い合わせ
パイラスアカデミー(担当:小林)
MAIL:info@pyrus-academy.com
WEB:https://pyrus-academy.com/