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大林宣彦監督死去 最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」初日待たず

「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の「尾道三部作」などの作品がある映画監督の大林宣彦さんが、4月10日、19時43分に肺ガンのため亡くなった。余命宣告を受けながら撮影した「花筐/HANAGATAMI」は2017年に公開。反戦の思いを込めた「この空の花~長岡花火物語」、「野のなななのか」とともに「大林的戦争三部作」として、翌年横浜シネマリンでの「大林宣彦監督傑作選特集上映」などで上映され、同年のヨコハマ映画祭でもベストテン入りした。最新作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」は命日となった10日からの公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期しており、監督自身が封切りに立ち会えないまま、遺作になった。(写真=WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW「大林宣彦&恭子の成城物語[完全版] ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」より)

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