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横浜大空襲の5月29日に横浜市国際平和講演会 「横浜夢座」の朗読劇も

横浜市役所1階アトリウム(中区本町6)で5月29日、「横浜市国際平和講演会 戦後80年特別企画 ~世代を超えて語り継ぐ 横浜の平和へのバトン~」が開催される。日本原水爆被害者団体協議会の事務局次長である和田征子さんが、被爆体験や原水爆禁止運動の歩みについて語る基調講演の後、横浜市立南中学校の生徒が平和学習の成果を発表する。南中学校は横浜大空襲で甚大な被害を受けた南区に位置し、戦争の記憶を次世代に伝える活動に継続的に取り組んでいる。演劇団体「横浜夢座」による朗読劇「真昼の夕焼け」も上演。横浜大空襲を体験した当時15歳の少年の手記を基に創作された作品で、これまで10年間にわたり約10,000人の小中学生に向けて上演されてきた。演出や脚本を手がける横浜夢座は、俳優の五大路子さんが横浜に設立した団体で、地域に根差した歴史や人物を題材とした演劇を通じて、市民に過去と現在を結ぶ視点を提供してきた。開催時間は14時~16時30分。参加は事前申込不要で、先着150人まで。1945(昭和20)年5月29日の横浜大空襲では、9時20分ごろに横浜上空にB29約500機とP51約100機が来襲。約1時間で、総数43万8,576個(約2570トン)の焼夷弾投下と、P51による銃爆撃が行われた。大空襲による被害は、直後の公式発表では、死者3,650人、重軽傷者1万198人、行方不明309人、罹災者31万1,218人とされた。

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