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水辺荘が大岡川の川面で「お花見水上茶会」 メガSUPで生け花教室も

去年実験的に開催された水上花見茶会には中学生から84歳まで幅広い年代の人が参加した。
桜の開花状況によっては、桜の花びらが漂う川の中での茶会を楽しめる。
© KOTA SUGAWARA

去年実験的に開催された水上花見茶会には中学生から84歳まで幅広い年代の人が参加した。 桜の開花状況によっては、桜の花びらが漂う川の中での茶会を楽しめる。 © KOTA SUGAWARA

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 大岡川蒔田公園桟橋周辺(横浜市南区宿町1)で4月2日と3日、川面で花見をしながらお茶会を楽しむ「大岡川お花見水上茶会」が開かれる。

メガSUPに船頭と亭主、3人の客が乗り込む

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 同イベントは、横浜で水辺に親しむ活動をしている市民団体「水辺荘」(中区日ノ出町2)が、SUP(スタンドアップ パドルサーフィン)という新しいアクティビティーと花見や野点という日本の伝統的な屋外の娯楽を組み合わせ、新しい水辺の風景を創り出したいと企画。見て楽しい、参加して楽しい新たな試みを水辺に仕掛け、よりクリエーティブな河川利用の機運を高めることに貢献していきたいとしている。

 水上茶会では、大人が6人同時に乗り込むことができ安定性の高い大型のSUP(通称メガSUP)を使用。大岡川と中村川の分岐点にあたる蒔田公園の桟橋を発着点に、3人の客とSUPを漕ぐ船頭1人、お茶をたてる亭主1人が一緒に乗り込み、船頭が桜の観賞ポイントまでSUPを移動させた後、静かな水上で桜を見ながら抹茶とお菓子を楽しむ。

 今年は初めて、1便目で水上生け花のワークショップを開催し、桜の下の水上で、2便目以降の茶会を飾る花を生ける。桜に対峙する生け花も見どころの一つ。

 水辺荘の山崎博史さんは「水面に覆いかぶさる桜の下のスペースを贅沢に使った水上茶会はとても印象的な体験になると思う。あえて一人で参加し、乗り合いの参加者と一期一会の時間を楽しむもよし、3名の家族や友人グループで貸し切るのも良し。和装での参加も歓迎する。この機会ならではの水上体験を楽しんでほしい」と話している。

 水上桜茶会は4月2日、3日の両日、1日5便運行(10時・11時・13時・14時・15時)。発着は蒔田公園桟橋(ふれあいアクアパーク)。定員は1便あたり、水上生け花教室は2人。水上茶会は3人で、1人での参加の場合、相席となる。子どもの参加は要相談。ライフジャケットの着用が可能な小学生以上に限る。料金は大人6,000円、小4,000円(保険料込)。所要時間は約45分。要事前予約。申し込みは水辺荘ホームページから。

 水辺荘は、NPO法人「BankART1929」が2011年に開催したまちづくり講座で、水辺をテーマに研究会を開いていたメンバーらが立ち上げたグループ。NPO法人「黄金町エリアマネジメントセンター」が募集した黄金町レジデンスプログラムに応募し、2012年9月に黄金町地区の大岡川沿いに活動拠点「水辺荘」をオープン。カヌーやカヤック、Eボートのクルーズなどのイベントや勉強会などを開催している。

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