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お三の宮日枝神社で「例大祭」-市内最大・火伏神輿の巡行も

「火伏神輿行列」の様子

「火伏神輿行列」の様子

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 「お三の宮」「おさんさま」として親しまれている「日枝神社」(横浜市南区山王町5)の「例大祭」が、9月13日と14日に開催される。

市内随一の大きさを誇る社宝大神輿「千貫神輿」は小型トレーラーで牽引される

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 日枝神社は「横浜関外総鎮守」といわれ、「吉田新田」の開墾者として知られる吉田勘兵衛が寛文年間(1661年~1673年)に、江戸の山王社(現在の赤坂日枝神社)から分霊してまつったのが創建とされている。

 吉田勘兵衛は摂州能勢郡(現在の大阪府能勢町付近)出身で、江戸へ出て一代で財を成した材木商。つりがね型をした横浜の入海が埋立てに適している点に注目し、幕府の許可を得て、新田開発事業に着手。地元の村民達の協力のもと、11年余りの歳月と多くの資金を投じて完成させた。この新田開発が、後の横浜発展の礎になったと言われている。

 日枝神社の例大祭は「かながわのまつり50選」に選ばれている祭事。13日は伊勢佐木町1・2丁目で、火伏神輿(ひぶせみこし)行列が行われる。火伏神輿は、大正天皇即位記念事業の一環として彫刻家・高村光雲が製作。関東大震災など度重なる災難を逃れたことから「火伏の神輿」と言われている。

 14日には、町内大神輿渡御が行われ、1934年に製作された高さ3.7メートルの市内随一の大きさを誇る千貫神輿(せんがんみこし)が丸一日かけて氏子町内を巡る。

 イセザキ・モール1・2 St.の石田隆さんは「火伏神輿行列は、2005年から行列を再現して今回で10回目。今年は白装束の町内有志約30人が厳かな行列を再現する。横浜随一の大神輿『千貫神輿』、高村光雲作の『火伏神輿』をぜひご覧いただければ」と話している。

 開催時間は、火伏神輿行列=13日13時~、町内大神輿渡御=14日13時~。両日とも12時から有隣堂前で和太鼓の演奏が行われる。

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