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横浜運河で41艇・100人の船団による初の大規模水上パレード

「第1回横浜運河パレード」の様子

「第1回横浜運河パレード」の様子

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 横浜市街地を流れる大岡川・中村川・堀川で10月12日、横浜で初めてとなる大規模な水上パレード「第1回横浜運河パレード」が開かれ、シーカヤックや10人乗りの大型手漕ぎボートEボート、SUP(スタンドアップパドルサーフィン)、プレジャーボートなど41艇・約100人が船団を組んで周遊した。

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 同パレードは、市民がサーフボードをパドルで漕ぐ17艇のSUPを先頭に、音楽を奏でるプレジャーボート、14艇のシーカヤック、3艇のEボート、7隻の動力船などが続いた。大岡川桜桟橋(横浜市中区日ノ出町2)から川をさかのぼり、蒔田公園(南区宿町1)前を経由、中村川・堀川を通り山下橋までのおよそ4.5キロを航行した。

 プレジャーボートでは、ミュージシャン3組がそれぞれ別々の船に乗車し、演奏やトークを繰り広げたほか、野毛を拠点に活動するサンバチーム「エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ」のダンサーも踊りを披露するなど、パレードを華々しく盛り上げた。

 パレードは、横浜市で環境にやさしい電池推進船の水上交通社会実験が10月12日から実施されたことに伴い、河川や内港地区のにぎわい創出を目的として開催。横浜市都市整備局によると、横浜の河川でこのように多くの船が連なる大規模なパレードは初めてとのこと。

 運河パレードを指揮したよこはま都心部水上交通実行委員会委員長の小林直樹さんは「横浜はもともと運河を使って市民が生活していた運河の町だが、近年、市民利用からは離れてきていた。最近、川を使って水辺を楽しもうという活動が盛り上がってきたのを受けて、河川地区と港湾地区を結んで何か出来たら、新たな経済の発展も生まれるのではないかと地元の若手を中心に発案した」と話している。

 今回の水上交通社会実験では、東京海洋大学が所有する、排気ガスや二酸化炭素を出さないリチウム電池を動力とした電池推進船「らいちょう?」を使用。象の鼻パーク(中区海岸通1)から大岡川桜桟橋(中区日ノ出町2)、ぷかりさん橋(西区みなとみらい1)を経由し、みなとみらい大橋下の海岸護岸(西区高島1)まで、1日2便を運航する。実験は10月20日まで。

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