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KAATで現代美術作家・やなぎみわさん新作公演「ゼロ・アワー」

作品「ゼロ・アワー~東京ローズ 最後のテープ~」より

作品「ゼロ・アワー~東京ローズ 最後のテープ~」より

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で7月12日から、現代美術作家・やなぎみわさんの新作演劇公演「ゼロ・アワー~東京ローズ 最後のテープ~」が行われる。

 「ゼロ・アワー」は、太平洋戦争中に日本政府が連合国軍向けに発信していたラジオ番組の名称。南太平洋で戦う米兵たちに届いた女性アナウンサーの魅惑的な声はいつしか東洋の魔女「東京ローズ」と呼ばれ、カリスマ化していった。同作では、やなぎみわが「声」をテーマに史実とフィクションを織り交ぜた物語を描く。主催はやなぎみわ演劇プロジェクト。

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 作・演出・デザイン=やなぎみわ、音声デザイン=人工音声の生成を得意とする「フォルマント兄弟」、装置デザイン=若手建築家ユニット「トラフ建築設計事務所」。出演者は、松角洋平、荒尾日南子、吉田圭佑、高橋紀恵(文学座)、高橋牧、小田さやか、明季。やなぎ作品のモチーフとしてたびたび起用されてきた「案内嬢」も登場する。

 14日14時の回終演後は、劇中で当時の人気ゴシップコメンテーター(ウォルター・ウィンチェル役)を声で演じる、ジャーナリストでアーティストのモーリー・ロバートソンさんを迎えたアフタートークを実施する。

 KAAT 神奈川芸術劇場の久田絢子さんは「美術作家やなぎみわによる異色の演劇公演。演劇の枠にとらわれない思考と美術的思索による空間構成で、演劇を解体し再構築する作品にご期待頂ければ」と話している。

 会場はKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ。チケットは一般4,000円、学生3,000円、当日4,500円。公演スケジュールは日程による。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866 :チケットかながわ)ほか。7月15日まで全6公演。

 やなぎさんは神戸生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1993年に京都で初個展を開催し、1996年より海外の展覧会にも多数参加。2010年には初の演劇作品を京都芸術センターで発表。2011年から2012年にかけて、京都国立近代美術館、神奈川芸術劇場などで、築地小劇場やマヴォなど、近代日本における諸芸術運動の成立・混淆(こんこう)をテーマとする「1924三部作」を制作・上演している。

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