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クリエーター50組の制作拠点「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」が毎月公開へ

牛島達治さん(右)が制作中のアート作品

牛島達治さん(右)が制作中のアート作品

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 新港ピアの建物を活用したシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(横浜市中区新港2)で4月5日から、アーティストやデザイナーなどの制作現場を公開する定例オープンスタジオがスタートする。

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 「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」は、2008年度に横浜トリエンナーレの会場として建設された「新港ピア」を利用した期間限定のクリエーター拠点で、昨年5月からアーティスト、デザイナー、建築家、ダンサーなど50組が創作活動を行っている。

 昨年は計3回のオープンスタジオを行なったが、今年4月から毎月最初の金曜・土曜(偶数月は日曜も加えての3日間)の定例開催とし、金曜にはパーティー、土曜はアーティストトーク、日曜は横浜野菜や入居アーティストの作品が集まるマーケットなどを実施。また、スタジオ内で期間中いつでも使える地域通貨1,050円分のセット(100円×10枚、50円×1枚)を1,000円で販売する。

 4月6日のアーティストトークは、美術家の松本秋則さん、細淵太麻紀さん、建築設計 加藤住吉の加藤直樹さんと住吉かほりさんが出演する。開催時間は17時30分~19時。

 BankART1929の池田修さんは「今年の5月で一年を迎えるハンマーヘッドスタジオ新・港区。より日常的な、市民に愛される場所になってほしいという願いもこめて、市が立つように、毎月オープンすることを決めた。光のふりそそぐゆったりとした空間と時間を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は金曜=17時~22時、土曜・日曜=13時~20時。入場無料。2014年3月まで。

 「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」は、延べ床面積 約4,400平方メートルの倉庫型施設。横浜市文化観光局の事業の一環として、クリエーターのアトリエ・スタジオ・工房として活用している。運営はBankART1929と新港ピア活用協議会。使用期限は2014年春までで、その後は、同年8月上旬から11月上旬にかけて開催される現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2014」の会場として使用される予定。新港ピアがある横浜新港埠頭8号岸壁には、1914年に完成した電動式クレーン「ハンマーヘッドクレーン」があり、横浜の産業遺産として保存されている。

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