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横浜で「オープンデータハッカソン」ー観光・アート分野のアプリ開発目指す

1月13日に開催されたアイデアミーティングには約100人が集まった

1月13日に開催されたアイデアミーティングには約100人が集まった

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 横浜市や市の外郭団体が提供するアートや観光に関するデータなどを使い、技術者らが集まってスマートフォン向けアプリやウェブサービスを開発するイベント「横浜オープンデータハッカソン」が1月25と26日、シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で開催される。

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 主催する横浜オープンデータソリューション発展委員会(中区相生町3)は、市内の技術者やNPO、情報技術の研究者らで構成する任意団体。民間側から公共データの公開と活用を推進する目的で、2012年12月に設立された。

 同委員会は、今回のハッカソンに先立つ1月13日、横浜みなとみらいホール(西区みなとみらい)で「横浜のアートと観光をオープンデータで盛り上げよう!横浜オープンデータソリューション発展委員会設立総会&アイデアミーティング」を開催している。ミーティングでは、企業やNPO、自治体関係者ら多様な参加者約100人によるワークショップを実施し、さまざまな活用案が提案された。

 今回は、このアイデアミーティングで生まれた発想を生かし、技術者らが新しいサービス開発にチャレンジする。イベントは、25日18時から翌26日18時まで通して開催され、新サービス開発のほか、オープンデータ勉強会や「横浜関内エリアプチ遠足」、「夜の関内バーでの作戦会議」なども予定している。

 参加者は、ソフトウェアの開発スキルを持つ技術者をはじめ、横浜のアートや観光に興味がある人やアプリ開発の過程を勉強したい人など幅広い層を対象としている。参加費は無料。

 成果物はオープンデータのコンテスト型イベント「LODチャレンジ2012」への応募を目指す。イベントは、LODチャレンジ実行委員会が共催。芸術文化情報のオープンデータを整備する「ヨコハマ・アート・LOD プロジェクト」に取り組んでいる横浜市芸術文化振興財団が共催。日本Androidの会横浜支部が協力する。

 横浜市政策局は、2012年7月に国が設立した「オープンデータ流通推進コンソーシアム」に参加。オープンデータの推進による、市民への公共サービスの向上や効率化、透明性の向上、新たなサービス・ビジネスの創出、市内産業の活性化などについて検討を進めている。

 同発展委員会理事の小林巌生さんは「オープンデータは欧米が先行しているが、日本でも昨年から本格的な検討や取り組みが始まった。今後横浜でアイデアソンやハッカソンなど多様なプレイヤーの交流の機会をつくり、横浜の人口370万人のスケールを生かしたオープンデータの活用により、イノベーションを創出することを目指していきたい」と話している。

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