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横浜市がソーシャルビジネスを支援する「プロボノ」募集-13日に説明会

昨年の「リサーチコース」の様子

昨年の「リサーチコース」の様子

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 横浜市経済局は、社会起業家の支援プログラム「Yokohama Changemaker's CAMP 2012」で、社会起業家と共に地域の課題についてリサーチする「プロボノ」参加者を募集しており、9月13日に横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)で説明会を開催する。

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 プロボノとは職業上持っている経験や知識、スキルを生かして社会に貢献する専門家のこと。

 同事業では、地域の課題解決、地域資源の有効活用に繋がるソーシャルビジネスに携わる事業者のビジネス基盤を固め、安定した企業運営の継続を支援するプログラムを、10月初旬から3カ月間にわたって展開する。事業の企画運営・事務局はNPO法人「ETIC.」(東京都渋谷区)が担当。

 福祉、ITなどの専門家や横浜市職員のプロボノを募集し、市場や業界の現状などを調査・分析する「リサーチコース」のほか、メンターと共に事業の問題点を洗い出し、改善策を考える「ブラッシュアップミーティングコース」、コンサルタントによる個別指導を受けられる「応援サロンコース」の3つのプログラムで、公募で選ばれた10人の起業家を応援していく。

 今回募集するのは「リサーチコース」の4人の起業家を支援するプロボノ参加者。起業家の事業テーマは「発達障害を抱える大学生の就職支援」、「捨てられる規格外野菜の活用」、「東北大震災被災地と横浜を結ぶ海産物の流通システムの確立」、「障がい者や介護家族の住みやすい家つくり」。

 募集するのは、自分の持つスキルを生かして、起業家の事業を応援したい民間人と行政職員。社会人と行政職員による「官民協働プロボノ」チームを編成し、社会課題の解決を目的とする事業について課題構造の可視化に取り組む。プロボノ応募のエントリー受付は9月20日まで。

 同コースの特長は、民間、行政職員の両方がプロボノとして参加するため、行政と事業者のどちらの立場も知ることができ、他業種とのつながりができること。昨年の行政からのプロボノ参加者は「この取り組みがきっかけとなって、民間と行政の効果的な結びつきが生まれていくことに期待している」と話している。

 9月13日の応募説明会では、参加起業家4人のプレゼンテーションのほか、プロボノ経験者によるパネルトーク、交流会などが行われる。開催時間は19時~21時。参加費無料、定員50人。説明会申し込みは横浜市のソーシャル・ビジネスのポータルサイト「ソーシャル・ポート・ヨコハマ」のお知らせページより。

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