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パシフィコ横浜で持続可能な開発を議論「ISAP2012」-福島除染の議論も

昨年のイベントの様子

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で7月24日と25日、地球環境戦略研究機関(三浦郡葉山町)と国連大学高等研究所(西区みなとみらい1)主催の「第4回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP2012)」が開催される。

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 ISAPは、国際的に活躍する専門家や企業、政府、国際機関、NGO関係者が一堂に会し、アジア太平洋の持続可能な開発に関する多様な議論を行うフォーラム。毎年、時宜を得たテーマを取り上げ開催し、情報共有や議論の促進とともに連携強化を図っている。

 今年のテーマは、「持続可能な社会、レジリエントな未来へ:リオ+20からの新たな視点」。一部セッションはユーストリームで生中継する。

 2日間にわたる会合には、ラジェンドラ・パチャウリさん(IPCC 議長 / TERI 所長)、クラウス・テプファーさん(持続性高等研究所所長 / 元ドイツ環境大臣)、ミランダ・シュラーズさん(ベルリン自由大学教授)、ビンド゙ゥ・ロハニさん(アジア開発銀行 副総裁)、鈴木浩さん(福島大学名誉教授 / 福島県復興ビジョン検討委員会座長)など、多彩な顔触れがそろう。

 分科会では、都市や自治体のグリーン経済への挑戦、SATOYAMA イニシアティブと生物多様性などについて議論を深め、持続可能な発展への道筋へ向けメッセージを発信。福島の除染の対処についての議論も行う。

 地球環境戦略研究機関・PRメディア担当の土井恵美子さんは「東日本大震災後の対応や、エネルギーシナリオの選択などの決断を迫られ、今まで当然なものとして享受していた環境や資源、日々の生活について改めて考えさせられるようになりました。環境問題を自分のこととして考える絶好の機会ですので、ぜひ横浜に足を運んでいただければ」と話す。

 会場はパシフィコ横浜 会議センター。開催時間は7月24日=9時30分~17時30分、25日=9時30分~18時。参加費無料。申込締切は7月17日。

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