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STスポットでフランス人俳優が仮面を使った一人芝居

©Eric Legrand

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 STスポット横浜(横浜市西区北幸1)で6月23日と24日、演劇「アルルカン(再び)天狗に出会う」が上演される。

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 同作品は仮面を使った一人芝居で、西洋やアジアの古典芸能の要素がふんだんに盛り込まれている。アルルカンとは、西洋の古典劇に登場する道化師のこと。主催は横浜日仏学院、NPO法人STスポット横浜、NPO劇研。6月に開幕したフランス文化の祭典「横浜フランス月間2012」の一環として行われる。

 作・演出・出演は、フランス人俳優のディディエ・ガラスさん。

 舞台では、ディディエさん扮(ふん)するアルルカン(道化師)が、嘘か誠か、自分自身の物語を語る。しかし、アルルカンの仮面に潜む悪魔が、アルルカンを演じる俳優の言葉と身体を支配しようとし、次第に舞台作品全体を支配し、俳優や脚本家に対して怒り狂い、自分が何者であるかを訴えかける。上映時間は60分を予定。

 24日には、ディディエさんによる即興演技のワークショップ(主催:象の鼻テラス、横浜日仏学院、NPO劇研)を象の鼻テラス(中区海岸通1)で開催する。対象は8歳~12歳。参加費500円。

 NPO劇研は「今作品は、コメディ作品でありながらも、アルルカン自体のお話はちょっぴり悲しい雰囲気に包まれています。2010年に前作『アルルカン、天狗に出会う』は京都(第七回アトリエ劇研演劇祭)、東京、静岡(SPAC/Shizuoka春の芸術祭)で上演され大変好評を得ました。前作からさらに進化・深化した、古典芸能と現代舞台芸術の素晴らしいコラボレーションをお楽しみいただけたら」と話す。

 両日とも18時開演。チケットは一般3,000円、学生2,000円(要学生証)。予約・問い合わせはNPO劇研(TEL 075-791-1235)まで。

 ディディエさんは、1985年にフランス国立高等演劇学校に入学し、演出家、クロード・レジらのもとで学ぶ。1998年には京都の関西日仏交流会館「ヴィラ九条山」のレジデンスを得て能楽を修行。狂言・京劇とのコラボ作品「モンキービジネス」は2000年にアヴィニション国際演劇祭で初演を迎え、ポルトガルのアルマダフェスティバルではグランプリ受賞。2010年1月からブルターニュ国立劇場のアソシエートアーティスト。

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