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横浜が舞台の映画「HARBOR TALE」先行上映-ネオクラフトアニメーション

作品「HARBOR TALE」より©I.TOON

作品「HARBOR TALE」より©I.TOON

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 シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で12月17日より、アニメーションスタジオ「 I.TOON(アイトゥーン)」制作のアニメーション映画「HARBOR TALE(ハーバーテイル)」の先行上映が行われる。

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 同作品は、粘土、人形などの立体物を撮影したストップモーション(コマ撮り)アニメーションに、現実や空想の港街の風景を最新のデジタルワークで紡ぎあわせた、新しい形のアニメーション映画。

 「I.TOON」を主宰するクラフトアニメーションディレクターの伊藤有壱さんが、映像業界の最前線で活躍するスタッフとともに、約5年間かけて完成させたオリジナルストーリー。技術的挑戦と実験を積み重ねて開発した新しい映像スタイル「ネオクラフトアニメーション」が取り入れられている。

 舞台は、世界のどこかにある港街「Y」。レンガ作りの洋館の一部として100年間港街のうつろいを眺め続けてきた「一片の赤いレンガ」が、ある日好奇心のあまりレンガの壁を抜け出す。港街を歩き始めたレンガに、さまざまな出会いが訪れるというストーリーで、横浜が港街「Y」のモデルとなっている。上映時間は約18分。

 関連イベントとして、上映後に伊藤有壱監督とゲストによるトークショーを予定。17日はアニメーション作家の野村辰寿さん、23日には、写真家の森日出夫さんをゲストに迎える。

 伊藤さんは「横浜のクリエイティブシティ構想に共感し、5年前に港を臨む現在のスタジオに移転して以来、日々感じてきたこの港街の不思議なエネルギーと魅力が作品のすみずみに満ちています。横浜で生まれたこの作品を世界各国の映画祭へ発信して行く先駆けとして、着想を得た横浜へのリスペクトを込めた今回の特別上映。ぜひ映画館にお越し下さい」と話す。

 料金は、一般=800円、学生=600円、シニア=600円。12月23日まで。

  I.TOONは、クレイを中心としたさまざまな技法を駆使してアニメーションの可能性を追求しているアニメーションスタジオ。2006年に横浜に移転し、元物流倉庫ビルの倉庫をリノベーションしたオフィスビル「万国橋SOKO」(中区海岸通4)にスタジオを構える。

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