日本大通りでパリ発祥の「ウエィターズレース」-横浜初開催

1984年パリ大会に出場した横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さん

1984年パリ大会に出場した横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さん

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 日本大通り(横浜市中区日本大通 )で11月23日、パリ発祥の「ウエィターズレース横浜2011」が初開催される。

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 「ウエィターズレース」は、20世紀初頭にパリでウエーターの仕事の認識を改善することを目的にスタート。プロのウエーターが正装でグラスやボトルを載せたトレーを持ち、速さと優雅さを競う。現在、世界61カ国以上で開催されており、日本での公認レースの開催は今回が初めて。横浜の観光振興と飲食店の活性化を目的に行われる。

 フランスに本部を置く、国際的な「ウエィターレースコミュニティサイト」(WaitersRace.com)によるレースの分類は、「Classic Tray」「Sportive Tray」「Fun Tray」の3つ。今回は、都市の路上で実施される伝統的なレース「Classic Tray」を日本大通りの道路を封鎖して行う。プロのウエーターと料理学校関係の学生が参加できる。

 主催はウエィターズレース横浜実行委員会で、1984年にパリで行われた「第50回ウエィターズレースパリ大会」の出場経験をもつ、横浜中華街「招福門」代表取締役の梶恒翁さんが実行委員長を務める。

 一人あたりのレース距離は、日本大通り100メートルを2往復する全長400メートル。個人戦(400メートル)と団体戦(2キロ、一人あたり400メートル)を実施する。

 参加選手は、各店舗で着用している正装もしくは、白いシャツと黒いズボンを着用。トレーの上にボトル1本、グラス3個を載せ、タイムトライアル方式でスピードを競う。トレーは片手で持ち、トレイからグラスが落ちて水がこぼれたら、スタート地点に戻り水を入れなおす。ボトルが割れた場合は失格となる。

 募集人数は個人参加=50人、団体参加=100人(1チーム5人×20チーム)。参加費は一人2,000円。参加資格は、ウェイターを職業としている人、もしくは料理学校関係の学生。優勝者には、個人の部=3万円、団体の部=7万円の賞金が贈られる。申込締切は11月18日。申し込み・問い合わせはウエィターズレース横浜事務局(TEL 045-633-9660)まで。

 ウエィターズレース横浜事務局の担当者は「初開催となりますが、まずは参加者の方々にレースを楽しんでほしい。レースにふさわしい季節を含めて、今回の開催を元に内容を練りこんでいきます。継続開催を目指し、3年後のパリ大会に向けて盛り上げてゆけたら」と話す。

 開催時間は10時~14時。観覧無料。小雨決行。雨天時は26日に順延。

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