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野毛で「神奈川の森の現状」を学ぶイベント-ジビエ料理とワインの会

「森へ行こう!~神奈川の森の現状を知るジビエ料理とワインの会~」(イメージ)

「森へ行こう!~神奈川の森の現状を知るジビエ料理とワインの会~」(イメージ)

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 映像文化の発信拠点「野毛Hana*Hana」(横浜市中区花咲町1)で8月10日、神奈川の森について学ぶ「森へ行こう!~神奈川の森の現状を知るジビエ料理とワインの会~」が開催される。

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 同イベントは、8月6日より開催されている「Hana*Hana FESTIVAL 2011 ~幸せの架け橋」の一環。丹沢周辺でのシカ増殖による自然環境の悪化や農作物被害の現状を学び、狩猟されたシカ肉を食べながら有効な解決策を探る。企画は大川印刷、ROD Co.,Ltd、野毛Hana*Hana。

 当日は、社会起業家として「食」を通じた自然と人間のいい関係づくりに取り組んでいるクイージ(東京都日野市)代表の石崎英治さんが、シカ増殖の背景や山間地で起きている問題についてレクチャーする。初代かながわ環境大使に就任した藤沢市出身・鎌倉市在住のシンガーソングライター白井貴子さんが聞き手となり、この問題について何ができるのか考えていく。

 会場では、創作フレンチ「テロワール」(鎌倉市)によるシカ肉を使ったジビエ料理とワインを楽しむことができる。料理はテリーヌやキッシュ、ソーセージ、牛のトリッパなどを予定。食事後は、白井さんが一夜限りのミニライブを行う。

 大川印刷の斉藤康晴さんは「今、全国的にシカの大増殖が問題となっています。神奈川県丹沢周辺の山間地でも、シカの増殖により年間約1,000万円にのぼる農業被害や生態系の破壊が起こり、年間約1500頭のシカが捕獲され、埋められています。シカと人間が共存していくためには、適切に狩猟し、食肉として有効活用していくことが大切です。ローカルジビエとして丹沢で狩猟されたシカ肉をいただき、自然環境の保全や地域振興についてともに考えてみませんか」と話す。

 開催時間は19時~21時。参加費は3,000円。事前予約制で、定員は先着70人。申し込み締切は9日17時。申し込みはHana*Hana FESTIVAL実行委員会(TEL 045-325-8123)まで。

 「Hana*Hana FESTIVAL 2011」は、野毛地区街づくり会、Hana*Hana FESTIVAL実行委員会が主催となり、「アート」・「飲食」・「地域」の3つをキーワードに、元気で明るい明日への「幸せの架け橋」となるような多彩なイベントを開催する。会場は、野毛地区(野毛Hana*Hana、旧コロンビア、横浜にぎわい座)、吉田町、伊勢佐木町ほか。内容は、横浜に今も残る関東大震災の歴史を語り継ぐツアー、「幸せの架け橋」となるような素敵な人物を番組内で紹介するインターネット放送「おひさまナマズ発電所」、ジャズを通した被災地支援、街を体感できるフォトラリー、映画上映、桜サミット、など。開催は21日まで。

 白井さんは、神奈川県「第61回全国植樹祭2010」のテーマソング「森へ行こう!」を制作。2009年より「野毛Hana*Hana」を拠点に活動し、休日には伊豆にある自身の森「マーガレット・グラウンド」で自然と共に過ごす生活を続けている。今春、日米の融和に尽力した近代バイオテクノロジーの父・高峰譲吉の軌跡を辿った映画「TAKAMINE~アメリカに桜を咲かせた男」(市川徹監督)の主題歌「SAKURA SAKURA*幸せの架け橋」をリリース。今年11月1日にデビュー30周年を迎える。かながわ環境大使のほか、横浜市YES環境アンバサダー、小田原ふるさと大使、環境省3R推進マイスターを務める。

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