横浜開港資料館で『「コクリコ坂から」の時代から』-広瀬始親写真展

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 横浜開港資料館(横浜市中区日本大通3)で、企画展示「広瀬始親写真展 横浜ノスタルジア・特別篇~昭和30年頃の街角」が開催されている。

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 広瀬さんは現在、横浜市港南区在住。昭和8年ごろより市内の情景を写真に収めはじめた。当時の写真は同館に寄贈。同館では、2007年2月から4月にかけて、横浜都市発展記念館との共催で「広瀬始親写真展 横浜ノスタルジア」を実施した。今回は、スタジオジブリの映画「コクリコ坂から」の公開にあわせて、初公開写真を中心に「特別篇」として開催する。

 展示は昭和30年ころの横浜港や山手、元町、中華街、イセザキ界隈などの横浜の中心街を始め、米軍に接収されていた本牧、横浜名物の坂道や、活気あふれる商店街など、戦争の影が色濃く残るが表情豊かに生きる人々の姿を写しだしている。写真は約140点。

 ほかにも、同館では昭和30年代の横浜が舞台の「コクリコ坂から」の背景画展を実施。映画に出てくるシーンの背景画のうち、当時の横浜を象徴する選りすぐりの8点を展示している。あわせて背景画の場所を撮影した昭和30年ごろの写真をパネルで紹介。

 横浜開港資料館の広報担当・川原照美さんは「『横浜ノスタルジア』では、まるで当時にタイムスリップしたかのような時間をお楽しみいただけます。『コクリコ坂背景画展』ではめったに見ることができない、美しい絵を堪能できます。貴重な機会なので、ぜひお越しください」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入館料は大人=200円、小中学生=100円。月曜・年末年始休館(月曜日が祝日の場合は翌日)。両展示とも10月23日まで。

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