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神奈川芸術劇場で劇団イキウメの公演「散歩する侵略者」

劇団イキウメの作品「図書館的人生Vol.3+食べもの連鎖」より(撮影:田中亜紀)

劇団イキウメの作品「図書館的人生Vol.3+食べもの連鎖」より(撮影:田中亜紀)

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 神奈川県立新ホール「神奈川芸術劇場(KAAT)」(横浜市中区山下町281)で4月23日と24日、劇団イキウメによる作品「散歩する侵略者」が上演される。

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 イキウメは、2003年に結成された前川知大さん主宰のカンパニー。劇団名「イキウメ」は、生きながら彼岸を覗く、という劇作コンセプトに由来している。同カンパニーは、SF的な仕掛けを使いながら、市民生活の裏側に潜むセンス・オブ・ワンダーを描き、彼岸から現実を逆照射していく舞台表現を特徴としている。

 「散歩する侵略者」は2005年に初演された作品の再演で、サブタイトルは「地球侵略会議はファミレスで」。日本海に面した小さな港町で悲惨な事件が発生し、同じ頃、町の人々が海岸線で奇妙な光を見る。そして、地元の夏祭りの後に性格が一変し、今までの記憶をなくしてしまった夫・加瀬真治が妻の鳴海に告白する。

 作・演出は前川知大さん。出演者は浜田信也さん、盛隆二さん、岩本幸子さん、伊勢佳世さん、森下創さん、窪田道聡さん、大窪人衛さん、加茂杏子さん/安井順平さん。上演時間は約2時間。

 イキウメの前川さんは「今回再演する『散歩する侵略者』 は、カンパニーのエッセンスが詰まった作品です。希望が見つけにくくなった時に心の目を開くパワーと、それを感染させる魅力が備わっています。新型の『散歩する侵略者』にご期待ください」と話す。

 会場はKAAT 大スタジオ。チケットは前売券3,800円、当日券4,000円(全席指定)。予約・詳細はホームーページで。同公演は横浜公演を皮切りに、水戸(水戸芸術館ACM劇場)、東京(シアタートラム)、大阪(ABCホール)、北九州(北九州芸術劇場中劇場)を巡回する。

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