山手西洋館で「絵本カーニバル」-絵本作家・児童文学トークショーも

「プレ絵本カーニバル」の様子(クロスパティオ・緑のギャラリー)

「プレ絵本カーニバル」の様子(クロスパティオ・緑のギャラリー)

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 横浜市の山手西洋館を中心に、8月26日より世界の絵本を紹介する「絵本カーニバルin西洋館」が開催される。

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 会期中は西洋館7館とクロスパティオに、イギリス「音楽」、デンマーク「遊び」、ノルウェー「旅」、イタリア「水・光・花」など、各国のテーマで選ばれた絵本が展示されるほか、トークショーやコンサート、ワークショップなど多彩なイベントが行われる。主催は絵本カーニバル実行委員会。

 会場は山手西洋館7館(山手111番館、横浜市イギリス館、山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、ブラフ18番館、外交官の家)、クロスパティオ(横浜市西区みなとみらい2)、山手公園(中区山手町230)。

 各館では絵本を自由に手にとり楽しむことができ、ボランティアが読み聞かせを行う。横浜市イギリス館とエリスマン邸では子ども向けの椅子を用意する予定。

 横浜市イギリス館は、「魔女の宅急便」の原作者・角野栄子さんやA・リンドグレーン記念文学賞を受賞した絵本作家・荒井良二さんを招いたトークショー、ピアノコンサート(お茶・お菓子付き)、人形劇を実施。

 外交官の家は「ノルウェー・カルチャー・イベント」と題し、フィヨルド地方の夏の食卓を再現した「テーブルセッティング」、ノルウェーの伝統的な童話「三びきのやぎのがらがらどん」を基にした「音楽ワークショップ」、日本・ノルウェー音楽家協会メンバーによるコンサートを開催する。

 みなとみらい21地区のクロスパティオ・緑のギャラリーでは、「スチレン版画でとりさんを描こう」「海の仲間のゆらゆらモビールをつくろう」「木のおもちゃを作ろう」「3びきのクマリョーシカをつくろう」などのワークショップを実施。

 横浜市イギリス館、館長の竹内喜子さんは「親子関係の希薄化が指摘される世の中ですが、親が小さい我が子に絵本を読み聞かせることで、子どもに愛情が伝わると思います。絵本は子どもたちの冒険の場であり、大人が忘れてしまったみずみずしい感性をよびさます鍵でもあります。山手西洋館初の『絵本カーニバル』ですてきな時間をお過ごしください」と話す。

 開催時間は西洋館=9時30分~18時(26日13時~18時、31日9時30分~17時)、クロスパティオ=11時~18時。入館無料(イベントは事前予約制、有料)。8月31日まで。

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