日本バス協会(東京都千代田区)は10月3日、バスの安全な普及を目的にしたイベント「バスフェスタ2010」をパシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で開催する。
1903年9月20日に日本で最初のバスが京都市で運行されたことを記念し、日本バス協会は1987年、9月20日を「バスの日」に制定。「安全・安心なバス」「人と環境にやさしいバス」「便利で快適なバス」をモットーにしている。
当日はバスガイドさんが集合し、珍しいバスの展示をはじめ、バス型電動カートやラジコンバスコーナー、クイズやゲーム、バスグッズの販売など、バスについて家族で楽しみながら学べるさまざまな催しを行う。昨年は東京(丸の内)で開催し、約1万人を動員。
イベントでは、「バスのデザインコンテスト」と題し、国土交通大臣賞を受賞した子どものデザインによるラッビングデザインバスが展示されるほか、受賞作や入選作の展示も行う。
同協会は現在、同コンテストに向けたバスの車体外観デザインを募集している。国土交通大臣賞を受賞した1作品は、本物のバスのラッピングデザインとして採用され、神奈川県内や東京都内を走る予定。募集対象は小学生以下の子どもで、作品は8月13日必着。詳細は「日本バス協会」ホームページから。
日本バス協会の浜まゆみさんは「今年のバスフェスタは、特に未来の旅客である子供たちにターゲットを絞って展開します。昨年は『未来のバス』をテーマに絵画コンテストを行いましたが、今年はあらたな試みとして『パスのデザインコンテスト』を企画。テーマはありませんので、どうぞ自由なデザインをたくさんお寄せください」と話す。
会場はパシフィコ横浜・展示ホールC。開催時間は11時~17時(予定)。入場無料。
日本バス協会(略称:NBA)は1926年、バス業界の発展のために創立された団体。現在、全国2,243のバス事業者が加盟しており、利用者が安心して乗車できるバスの目印として、加盟事業者のバス車両に「NBA」ステッカーを貼っている。