三溪園でハスの開花を観賞する「早朝観蓮会」-限定「朝粥」も

「早朝観蓮会」の様子

「早朝観蓮会」の様子

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で7月10日より、期間限定で早朝に開園しハスの開花を楽しむ「早朝観蓮会」が開催される。

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 早朝観蓮会は、同園の創設者の原三溪がとりわけ好んだというハスの開花を、より多くの人に楽しんでもらおうとスタートしたイベント。7月中の土曜・日曜・祝日は、開花時間に合わせ特別に朝6時に開園し、明け方からゆっくりと開花するハスの姿を間近に見ることができる。

 現在、同園に生育しているハスは主に原始蓮。原始蓮は一重咲きの大きな花で、開花1~2日目は比較的濃い赤色、3~4日目には桃色に変化し、基部(根元の部分)付近が白くなるのが特徴。ハスは、泥の中から清らかな花を咲かせることから俗世間から現れた優れた人材にもたとえられ、インドでは聖者の花、中国では君子の花と表現された。三溪はハスの花が美しく池を彩るころになると親しい人々を招き、茶会を催したという。

 実施日は7月10日、11日、17日、18日、19日、24日、25日の7日間。

 関連イベントとして、開催日には園内に設置された「体験コーナー」でハスの糸取り体験や葉っぱのお面作りなど、「見て」「触れて」楽しめるイベントを行う。また、朝8時30分から抽選で20人に栽培用のハスの種プレゼントも。 

 園内の茶店「三溪園茶寮」では、赤だしや温泉卵、紀州梅干などがセットになった「朝粥(かゆ)」(1,000円)を早朝観蓮会の開催時間限定で提供するほか、朝9時までところてん、ホットコーヒーの半額サービスを実施。

 三溪園の広報担当の吉川利一さんは「ハスの花に近づくと甘い香りがするのをご存知でしょうか。ハスの茎の表面にはとげがあり、内側には細い繊維がたくさん通っています。観賞だけではなく、触れて楽しむことができる催しです。ひんやりとした早朝の空気の中で、ぜひハスの表情をお楽しみください」と話す。

 イベント開催日の開園時間は6時~17時。入園料は大人500円、65歳以上300円、小学生200円(7月10日、24日は第2第4土曜のため、市内の小中高校生は無料)。

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