80*80が地産地消「おせち」-県内農家・漁師のお母さんの手作り

県内食材をふんだんに使用した生産者の顔が見える「かながわのおせち」

県内食材をふんだんに使用した生産者の顔が見える「かながわのおせち」

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 朝摘みの地野菜など「地産地消」の食材にこだわったカフェレストラン「80*80(はちまるはちまる)」(横浜市中区北仲通4)は、神奈川の食材を使用した「かながわのおせち」の予約受け付けを開始した。

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 今回の「おせち」は、80*80が食材を調達している寒川町や三浦の長井、小網代、津久井などの農家や漁師のお母さんたちが調理した料理を使用することが特徴。通常の大根より水分を多く含んだ三浦大根などは、地元に古くから伝わる調理法が適しており、収穫してすぐ調理することで野菜本来の味を活かした「三浦大根の煮つけ」になるという。

 おせちには、寒川産のローズマリーを使用した「水郷若鶏のローストチキン」、相模地方の伝統的なお祝い料理「大和芋の木の目ようかん」、湘南地域の食材を使った「地野菜の煮もの」、「はまポークの昆布巻き」など14品目が詰められる。各地の農家や漁師の「おせち」に関するエピソードや料理に対する思いなどをまとめた小冊子が付く。

 80*80が提供する「かながわのおせち」は、今年で4年目。消費者の食に対する安全志向の高まりや、地元で生産したものを地元で消費するという「地産地消」の考え方などが注目されていることを背景に話題を集め、毎年注文する常連も多いという。

 80*80は、横浜から80キロメートル圏内の「顔が見える食材」を調達し、その食材を80%以上使用したメニューを提供するカフェレストランで、2005年11月に馬車道駅近くにオープンした。

 オーナーの赤木徳顕さんは、「『地産地消』の考え方に賛同していただいた農家や漁師のお母さんたちの協力により、よりいっそう神奈川を身近に感じていただける、彩り豊かな『かながわのおせち』に仕上がりました。年の初めから、生産者と消費者、双方が身近に感じながら、安心で安全な料理を楽しんでもらえたらうれしい」と話す。

 価格は、重箱(27×18センチ)2段重ねで12,600円(送料別)。予約の締め切りは12月25日(予定数量200個に達した時点で締め切り)。問い合わせは、同店事務所まごころドットコム(TEL 045-222-2681)まで。

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