寿町の公園で「シャボン玉マシーン」パフォーマンス-大巻伸嗣さん

寿町総合労働福祉会館で行われた「Memorial Rebirth」(2008年11月)

寿町総合労働福祉会館で行われた「Memorial Rebirth」(2008年11月)

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 中区の「寿公園」(横浜市中区寿町3)で11月21日、大巻伸嗣さんのアートパフォーマンス「Memorial Rebirth(メモリアル リバース)」が行われる。

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 「Memorial Rebirth」は2008年の現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2008」に出品され、その後「ぎふ問屋町プロジェクト」(岐阜)、「河原町アートの日」(熊本)など全国各地で展開されているアーティスト・大巻伸嗣さんによるシャボン玉を利用したアートパフォーマンス。当日は約50体のシャボン玉マシーンから大量のシャボン玉を飛ばし、見慣れた日常の風景を幻想的な空間へと生まれ変わらせる演出を試みる。主催は寿オルタナティブ・ネットワーク(中区松影町2)。

 作品名「Memorial Rebirth」には、シャボン玉を泡立たせることでその場所の記憶を蘇らせ、もう一度その土地を起こしたい、という大巻さんの思いが込められている。寿町では2008年11月、寿町総合労働福祉会館(中区寿町4)の広場でパフォーマンスをおこない話題を呼んだ。

 「横浜で生まれたMemorial Rebirthですが、その後岐阜や熊本をまわり、ふたたび寿町で開催する機会に恵まれました。各地の人々の思いをつなぐパフォーマンスに足を運んでいただき、ぜひそれを感じてください」と大巻さんは話す。

 開催時間は11時30分~12時30分。参加無料で小雨決行(荒天中止)。

 大巻さんは1971年岐阜県生まれ、東京都在住。東京都が主催する公募展「トーキョーワンダーウォール2000」に作品「Opened Eyes Closed Eyes」で入選以来、「ECHO」(資生堂ギャラリー、東京画廊、岡本太郎美術館)、「Liminal Air」(東京ワンダーサイト、ギャラリーA4)など、展示空間を非日常的な世界に生まれ変わらせ、人々の身体的な感覚を呼び覚ますインスタレーション作品を手掛ける。日本、アメリカ、ドイツ、韓国、中国など世界中のギャラリー、美術館、公共施設、オフィスビルなどの空間をダイナミックに利用し注目を集めている。

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