港湾都市・横浜の魅力に触れる「ヨコハマ キャナル クルーズ」

「ヨコハマ キャナル クルーズ」(イメージ)©BPA

「ヨコハマ キャナル クルーズ」(イメージ)©BPA

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 横浜都心臨海部で9月5日と6日、横浜の港湾風景を水上から楽しむ「YOKOHAMA Canal Cruise(ヨコハマ キャナル クルーズ)」が開催される。

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 同クルーズは、都市に新しい「水上経験」をつくることをテーマに活動する団体「BOAT PEOPLE Association(BPA)」によるリサーチクルーズで、コンセプトは「知られざる横浜の港湾・運河風景を水上から探索」。港湾都市横浜の未発掘風景である港湾・運河・都市河川の探索を通して、横浜の資源のひとつである水辺の魅力と歴史を広く伝え、あらたな港湾カルチャーの創造と定着を図る。運営は「マリンサービス UYフラッグ」。「ヨコハマ・クリエイティブシティ・センター(YCC)」が主催する横浜都心部エリアを体験するイベント「関内外OPEN!」に合わせて実施される、横浜市先駆的芸術活動助成企画の一環。

 当日は、専用クルーザーで横浜都心臨海部の細い運河の奥や低い橋の下まで入り、工場街や運河沿いの古い街並みなど、普段目にすることのできない港湾風景を楽しむことができる。運行中は、埋立てにより生成された横浜の歴史の地層を垣間見ることができるほか、BPAメンバーによる横浜の運河の歴史や土木遺産、港湾テクノスケープ、水辺のアートスポットの紹介が行われる。

 運航ルートは2コースで、子安浜~神奈川宿~鶴見方面(5日、6日の11時出艇)と大岡川~黄金町~掘割川~磯子・本牧~新山下方面(5日17時30分、6日15時30分出艇)。今回初めて夜の運航便が加わり、所要時間は約2時間。申込みは、BPAのWEBサイトより。

 BOAT PEOPLE Associationの山崎博史さんは「港湾都市横浜は、港湾を中心に運河で物資を内陸に運搬し発展してきた都市ですが、現在インフラとしての港湾施設や運河風景は私たちの日常や意識から遠のいています。横浜の水辺は、いまだ忘れ去られた昭和的風景や歴史の断層を切り取ったような景観が残る、東京の水辺には見られない未発掘の観光資源。そんな価値付けされていない横浜を発見するリサーチクルーズをぜひお楽しみください」と話す。

 乗船料は、大人=2,500円、学生=2,000円、子ども(小学生以上)=1,000円。集合時間は出艇10分前で、乗船場所は水上ターミナル「ぷかりさん橋」。

 BOAT PEOPLE Associationは2004年に結成されたグループで、メンバーは、アート、建築、都市計画、地域交流などの分野で活動する7人。これまで、船を利用したカフェ、企画航海、BankART Studio NYKでのイベント、手漕ぎボートで運河をめぐるE-Boating Partyなど、さまざまな形で都市水面に触れる機会を創出し、運河を生かした地域活性化などに取り組んでいる。

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