横浜開港祭で4,000発の花火―「ブルーインパルス」の飛行も

昨年行われた「ビームスペクタクルinハーバー」の様子

昨年行われた「ビームスペクタクルinハーバー」の様子

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 みなとみらい21地区臨港パークなどで6月1日と2日、横浜の初夏を彩る開港記念日恒例の「第28回横浜開港祭」が開催される。

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 開港祭では、関東一早い花火大会が行われるほか、マリン、ランド、ステージ3つのエリアでさまざまなイベントが行われる。

 今年は横浜開港祭150周年記念イベントとして、一般公募のカップル(家族・友人・恋人)150組が未来への願いをこめて風船を飛ばす「風の船~みらいへ~」、夫婦櫻2本を植樹する「150周年記念植樹」、150組のカップルが50年後の横浜市民にメッセージカードを作成しタイムカプセルに収める「タイムカプセル50th」を企画。市民1,500人が参加するコーラス大合唱「横浜銀行ドリーム・オブ・ハーモニー」では、横浜市歌やゆずの横浜開港150周年テーマソング「みらい」など全8曲を披露する。

 初の試みとして、航空自衛隊JASDFの「ブルーインパルス」6機が臨港パーク上空でダイナミックな演舞飛行を展開する予定。

 マリンイベントでは、屋形船クルーズや全長約110メートルの海の貴婦人と呼ばれる帆船「海王丸」(約2,556トン)の一般公開、横浜港に関する官公庁艇船舶のパレードなどを開催するほか、世界各国の料理を提供する「ワールドキッチン」、横浜ゆかりの品をそろえた「開港ストリート」、昔懐かしい「横浜舶来縁日」、「子どもチャンバラ」などのイベントを実施。

 開港記念日の6月2日には、かながわ観光親善大使でもある人気アーティスト「キマグレン」がステージに登場するほか、臨港パーク前面洋上で40分間にわたる光と音・水と花火のショー「ビームスペクタクルinハーバー」を開催。約4,000発の花火を打ち上げ、レーザー光線と音楽のショーを行う。

 横浜開港祭広報渉外委員長の石川洋之さんは「『THANKS TO THE PORT~開港を祝い、港に感謝しよう~開港150周年 横浜市民で創る最大の祭典!』をコンセプトに6月1日・2日、前夜祭5月31日に開催します。横浜開港150周年の節目、第28回横浜開港祭にぜひお越し下さい」と話す。

 また、航空幕僚監部広報室3等空佐の佐々野真さんは「航空自衛隊第4航空団(松島基地)に所属する第11飛行隊『ブルーインパルス』は、展示飛行専門部隊です。横浜開港祭に、お招き頂きありがとうございます。2004年にパシフィコ横浜で実施された国際航空宇宙展以来5年振り2回目の横浜市上空での展示飛行。操縦士全員が、当日の展示飛行を楽しみにしています。特に、5番機の井川広行1等空尉は、神奈川県厚木市出身であり気合い十分。どうぞ、国際都市横浜上空での華麗なパフォーマンスをご期待下さい」と話している。。

 横浜港は、1854年の日米和親条約、1858年の日米修好通商条約の締結を経て、1859年6月2日に開港した。当初の貿易相手はアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5ヵ国。横浜と同時に長崎と函館が、その後、新潟と神戸も開港を迎えた。

 横浜では、開港1周年にあたる1860年6月2日に、山車や手踊りで開港を祝ったのが開港記念日のはじまりと言われている。1909年には、開港50年祭を開催し、記念事業として横浜市開港記念会館を建設。1959年に、開港100年祭を開催し、マリンタワーや市庁舎、市民病院などが建設された。6月2日は横浜開港記念日として市が定める祝日となり、1981年に横浜国際デー「プレ横浜どんたく」という名称で横浜の開港を祝う祭りを実施したのが「横浜開港祭」のはじまり。

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