4月28日に開幕する横浜開港150周年記念イベント「開国博Y150」の開会式が27日、横浜市中区のベイサイドエリア内で行われた。
開会式には、中田宏横浜市長、横浜開港150周年協会の佐々木謙二会長、小川巧記総合プロデューサー、日比野克彦アートプロデューサー、マスコットキャラクターの「たねまる」のほか、イベント開催者らが参加し、開会宣言を行った。
開会式で中田市長は「中身が濃い学びの機会となるイベントが盛りだくさん。横浜が日本全体を元気にする役割を担っている」とあいさつした。
「開国博Y150」は、150年前の日本の開国に思いを馳せ、多様な文化を受け入れながら都市を形成し、新たに持続可能な社会へ、世界へと横浜が「出航」していくことをテーマに、市内で広域に展開する都市型の博覧会。
みなとみらい地区を中心とする「ベイサイドエリア」(4月28日~9月27日)と、横浜駅周辺から山下・山手地区の「マザーポートエリア」(2009年末まで)、よこはま動物園ズーラシア隣接地区の「ヒルサイドエリア」(7月4日~9月27日)の3エリアで展開する。
初日の28日には、「ベイサイドエリアオープニングイベント」として、山下公園会場と赤レンガ会場で、横浜市消防音楽隊による演奏と消防艇による放水などが行われる。また、11時から赤レンガ会場(1号館)2階スペースでは、期間中に149組の市民による企画を実施する「ベイサイド市民協催」オープニングセレモニーとして、小川プロデューサーとY150市民参加プラットホーム推進委員会の山崎洋子委員長によるテープカットが行われる。
横浜開港150周年の記念テーマソング「みらい」を、横浜出身の人気デュオ「ゆず」が歌う。開港150周年の広報PRのほか、5月31日の記念式典オリジナルショー「ヴィジョン!ヨコハマ」、「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」CMでも使用される。
入場料はベイサイドエリアへの普通入場券が大人=2400円、中人(高校生)=1200円、小人=800円、シニア(65歳以上)=1,900円(当日)。ヒルサイド普通入場券が大人=600円、中人(高校生)=300円、小人=200円、シニア(65歳以上)=500円(当日)。各エリアの全期間入場券、夜間割引入場券、回数割引入場券などがある。
会期153日中に見込んでいる観客動員数は、ベイサイドエリア450万人、ヒルサイドエリア50万人で、合計500万人。ゴールデンウイーク期間中のベイサイドエリアの想定入場者数は約40万人。