閉店する横浜松坂屋屋上の「ゆず」と「日劇」の壁画が移設へ

「ゆず」のストリートライブの様子を描いた壁画

「ゆず」のストリートライブの様子を描いた壁画

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 10月26日に閉店する横浜松坂屋(横浜市中区伊勢佐木町)の屋上に設置されている人気デュオ「ゆず」や2005年に閉館した映画館「日劇」を描いた壁画が、保存を求める声に応えそれぞれ移築されことが決まった。

 壁画は同百貨店が屋上の集客を目的に「思い出のなかのイセザキ」と題して2004年に設置したもの。保存が決まったのは「ゆず」がアマチュア時代に行っていた同百貨店前でのストリートライブの様子を描いた壁画(高さ2.7メートル、幅5.4メートル)と、「日劇」の外観を描いたもの(3メートル四方)の2つ。そのほか、屋上には美空ひばりさん主演映画「花笠若衆」の看板が掲げられた映画館「伊勢佐木町東映」(2006年に閉館)の外観を描いた壁画も設置されている。

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 「ゆず」の壁画はファンから残してほしいという声が寄せられており、今回2人の出身地、岡村天満宮(横浜市磯子区)に移築されることが決まった。現在、壁画の横に設置された植木には、ファンの手により「ゆず」へのメッセージをつづった短冊が数多く付けられている。8月28日には「ゆず」本人も訪れ、デビューのきっかけとなったストリートライブを応援し続けてきた同百貨店への感謝の気持ちを短冊に込めた。

 一方「日劇」の壁画は、黄金町周辺で唯一残る映画館「シネマ ジャック&ベティ」の申し出により、同館が引き取ることとなった。同館は当時「日劇」があった場所の向かいに位置する映画館で、副支配人の浅井理央さんは「壁画があることを知ったとき、うちで引き取るのが一番だと思った。日劇は街の状況が変化する中約50年間映画を上映し続け、歴史の一時代を築いた映画館。その記憶を留め、日劇が培ってきた精神を引き継ぎたい」と思いを語る。

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