「横山剣の親の店」が中華街にオープン-CKBグッズや輸入雑貨

横山さんの世界観が反映された雑多な雰囲気の店内

横山さんの世界観が反映された雑多な雰囲気の店内

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 2月6日、クレイジーケンバンドの横山剣さんの両親が経営する雑貨店「スージー・ウォン(SUZIE WON’S souvenir shop=蘇西黄貿易公司)」(横浜市中区山下町、TEL 045-212-5369)が、中華街のアンティークモール「横濱バザール」にオープンした。この日は横山さんも訪れ、自らレジを打ったり、来店したファンにサインしたりするなど接客に勤めた。

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 同店は“CHINA TOWNでいちばんダメな特殊雑貨商”をキャッチフレーズに、クレイジーケンバンドのオフィシャルグッズを取り扱う他、横山さんの愛用品や各種雑貨、アンティークなどを販売。もともとは“横山剣の親の店”としてファンの間で知られていた雑貨店「シンデレラ・リバティ」(鎌倉市、1月28日に閉店)が前身で、コンセプトもそのままに新店名で中華街に場を移した。店名は、横山さんのソロアルバム「クレイジーケンの世界」の収録曲「スージー・ウォンの世界」から取られたもの。

 横山さんは「私の両親は横須賀のドブ板で趣味のフリーマーケットを出店していたのですが、父親が98年に定年退職し、それを機に湘南モノレールの富士見町にて『シンデレラ・リバティ』というフリマの延長のような雑貨屋を始めました。なぜ、地元の横浜でなく、富士見町のような不便な場所を選んだかについては、横浜には安くてちょうどいい物件がなかったというミもフタもない話なのです。しかし“安物買いの銭失い”の諺通り、どんどん経営状態が悪化、これ以上店を維持していくのが困難なんで富士見町の店舗の閉店を決断したのでした。開店から10年という筋目でもあるので、いいキッカケだったと思いますよ。親も年寄りで心配も多いんで『富士見町は遠過ぎるからもっと本牧から近い場所にしなよ』ということで中区限定で探したんですが、中華街在住の私の友人が安くてちょうどいい物件を探してくれたのです」と、オープンの経緯を語る。

 横山さんの母親の豊美さんも「横浜にお店を出すのは念願でしたから。剣ちゃんの頑張りで、ついに実現できました(笑)。オープンしたばかりなのに、多くのファンの方々に来店いただいてうれしい限りです」と話す。

 約4坪の店内にはTシャツなどのウェア類といったクレイジーケンバンド関連のグッズだけでなく、古本、昭和スターのブロマイド、中古CD・ビデオ、世界各国から仕入れられた古着やフィギュア、雑貨など1,000以上のアイテムが所狭しと置かれている。オープン当初であるため、まだまだ陳列しきれていないアイテムも数多くあるという。ジャンルを問わない商品構成もさることながら、スティーブ・マックィーン主演の映画「栄光のル・マン」の映像が流されていたり、60~70年代の映画ポスターがディスプレイされるなど、横山さん言うところの「スーベ二ール(お土産屋)感覚」に溢れた雑多な雰囲気は、まさに横山さんと同バンドの世界観が反映されたもの。横浜を代表する観光スポット・中華街の新名所として人気を呼びそうだ。

 営業時間は11時~19時。定休日は第2・第3水曜日(臨時休業の場合もあり)。

SUZIE WON’S souvenir shop 横山剣の親の店クレイジーケンバンド OFFICIAL WEB SITE横濱バザールCKB横山剣さん、自叙伝出版記念でサイン会(ヨコハマ経済新聞)

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