仏料理店などを展開する「鈴音 霧笛楼」(横浜市金沢区)は、バレンタインに合わせ、ホップとカカオマスを発酵させたチョコレート発泡酒「横濱元町クリオロエール」を限定発売している。
同商品は、霧笛楼が企画や味のテイストをプロデュースし、地ビール製造「横浜ビール」が製造したもの。ヨーロッパ各地から取り寄せたカカオのなかでも希少種の「クリオロ」を砕き、ホップと共に発酵させている。黒ビールに似たほろ苦さと、カカオ特有のコクと香りが特徴。麦芽を高温で焙煎した「チョコレートモルト」ベースの発泡酒が近年多数発売される中、実際にカカオを加えた発泡酒として製法にこだわったという。
同商品を担当する霧笛楼の山崎富夫さんは「企画段階では、もう少しチョコレートの味が出ることを期待していたが、実際に出来上がってものは、チョコの味はほとんどしなかった。しかし、それが功を奏して黒ビールのようでいて、渋みの元となるタンニンが黒ビールより少ないので繊細なほろ苦さとなり、皆さんに好評をいただいている」と話す。
価格は578円(330ミリリットル)。元町霧笛楼(中区元町)ほか、そごう横浜店などで販売。