三溪園を代表する建造物を内部公開-「鶴翔閣」など3棟

臨春閣住之江の間

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 三溪園(横浜市中区本牧三之谷、TEL 045-621-0634)は、同施設を代表する3棟の建造物の内部を特別公開している。これらの建造物は、京都や鎌倉などから移築された古建築物で、三溪園のなかでも見どころが多い棟として毎年夏に公開されている。文化財の宝庫である同園の魅力や価値をアピールするのが狙い。

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 公開するのは、明治時代末に原家の本宅として建てられ、日本画家・横山大観氏や哲学者・和辻哲郎氏など文化人たちが出入りしたという「鶴翔閣」(横浜市有形文化財)、江戸時代初期に紀州徳川家の別荘として建てられた「臨春閣」(重要文化財)、大正時代に原三溪氏が自らの隠居所として建築した「白雲邸」(横浜市有形文化財)の3棟。 

 開催時間は9時~16時35分。入園料は大人(中学生以上)=500円、シニア(65歳以上)=300円、小学生=200円。8月19日まで。

 8月16日~18日には、三溪氏の命日である16日を記念して「旧燈明寺三重塔」の内部公開も行う。三重塔は、1457年に京都で建築され、1914年に三渓園に移築。その後は同園に建てられた建造物の室内から塔のある風景を楽しめるよう配置されるなど、造成にも大きく影響した。

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