北仲地区「旧帝蚕倉庫」の再開発を前に一般公開とセレモニー

旧帝蚕倉庫D号棟

旧帝蚕倉庫D号棟

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 戦前から生糸専用倉庫として使用されていた旧帝蚕倉庫(横浜市中区北仲通)で8月2日と3日、地域のランドマークとして80余年の歴史を刻んできた倉庫の一般公開が行われた。

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 旧帝蚕倉庫の建築群は生糸検査所(現横浜第二合同庁舎)に隣接して、横浜に集まる全ての蚕糸荷物を一括管理するための専用倉庫や、倉庫運営事務所、蚕糸関連業者の事務所を集約するテナントビルとして、1925年から1928年に相次いで竣工されたもの。現在は、旧帝蚕倉庫を取得した森ビル(東京都)などでつくる北仲通北地区再開発協議会と横浜市により、これらの歴史的な建群の保存・再生を含めた新しい街づくり計画に向けた議論で進められている。

 今回行われた一般公開は、旧帝蚕倉庫D号棟で、空間と歴史を体感してもらおうと開催され、倉庫内ではシルクからはじまりかつてここに置かれた物の面影を表現したインスタレーションなどが展示された。

 3日に行われたセレモニーには森ビルの山本和彦副社長や中田宏市長らが訪れ、山本副社長は「北仲通北地区の再開発計画の実現に向けて今回イベントを開催した。『クリエイティブ・シティ』構想の一環として、新しい都市型産業を育成するの役割を担いうことは、身が引き締まる思い」と話し、それを受けて中田市長は「開港からの歴史を象徴する建物をどうやって活かしていくのか、今の横浜が最も重要視するところ。横浜は日本で最も『クリエイティブ・シティ』を真剣に進めているといえる。市民や市が期待しているので、2009年の開港150周年に向けて、今の土地の趣を大切にしながら、これからの横浜の魅力を高めてほしい」と今後の同エリアの活用について抱負を語った。

 北仲通北地区再開発協議会は、みなとみらい21地区と関内地区とをつなぐ結節点にありウォーターフロントに位置している約7.5ヘクタールの再開発地区に、都心型住宅、商業、業務、文化芸術、ホテルなどの機能を複合的に導入する計画で、「アジアデザインマネジメントセンター(仮称)」の設立も検討されている。

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