泰生ポーチFRONT(横浜市中区相生町2)で4月10日、ユーラシア大陸を自転車で横断した金泰俊(キム・テジュン)さんを招いたトークイベント「オーサートーク」が開催される。
金さんは1983年横浜市生まれ。30歳を前に「上海からポルトガルのロカ岬まで自転車で行く」と決意し、13カ月をかけて2万キロメートル超を走破した。イベントでは、その旅の記録をつづった著書「明日はどこまで行こうか ―ペダルで越えたユーラシア―」(信愛塾文庫第6集、1,500円)について語り、当日は同書の販売も行う。ファシリテーションは、信愛塾の王遠偉(ワン・ユェン・ウェイ)さんが、進行は人権分野で長く活動してきた村岡福蔵さんが務める。
金さんが小学生時代に出会ったNPO法人「在日外国人教育生活相談センター・信愛塾」(南区)は、1978年から在日外国人の子どもたちの学習支援や、保護者の生活相談などを無償で行っている。現在は年間1千件を超える相談に伴走し、地域社会における共生と人権保障の取り組みを発信し続けている。
王さんは「信愛塾の先輩であるテジュンさんもたくさん悩んで、どんな思いの中で生きてきたのか、そして何故旅に出ようと思ったのかを聞いてみたいと思います」とコメントしている。
オーサートークを主催するNPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」(中区相生町3)は、人権や多様性、公正、包摂に関する取り組みを続けている。コメンテーターを務める同法人の杉浦裕樹さんは「オーサートークは今回で58回目。今回の旅の記録は単なる冒険譚ではなく、アイデンティティと向き合い続けた個人的な問いの記録でもある。異文化の境界を越えること、自分が何者かを問い直すことなど、私たちがこのまちで大切にしたいテーマが詰まっている」と話す。
開催時間は18時30分~20時30分で、参加費は500円(ドリンク付・22歳以下無料)。