JR関内駅前の商業施設「セルテ」(横浜市中区真砂町3)で3月28日、「関内セルテ解体祭」が開催された。
同施設は1967(昭和42)年11月に「横浜センタービル」として開業し、2025年12月30日に営業を終えた。
解体祭は、セルテと都市テクノが主催。都市テクノは、建物の「解体は終わりではなく、始まり」と考え、建物にまつわる記憶や街との関係性を次の世代へつないでいくことを目指し、各地で解体祭を実施してきた。セルテを運営する日本開発の古屋公士社長は「最後のセルテのお祭りは、未来ある子どもたちにセルテを遊び場にしてほしい」と、都市テクノと協力。テーマを「子どもたちと描く、横浜のミライ」とした。
屋内エリアではセルテの館内を開放し、絵の具やペンキなどさまざまな画材で自由に描ける空間とした。未来の実験場としてアート、AI、ものづくりのワークショップや、解体から生まれる資源を未来へ生かす商品展示も実施。併せて「セルテ想い出ブース」では58年の歴史を振り返る年表展示と、来場者のメッセージボードを用意した。
屋外エリアは、全国15自治体によるマルシェを開催。キッチンカー5台と共に「食べて、出会って、つながる」祝祭空間を演出した。
建物解体後、跡地は三菱地所を代表企業とするグループが再開発する。オフィスや商業施設、住宅が入る約120メートルの複合施設が2029年度に完成予定。