シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で、パレスチナ・ガザ地区の現状を伝えるドキュメンタリー映画「手に魂を込め、歩いてみれば」が上映されている。
フランス在住のイラン出身映画監督セピデ・ファルシさんと、ガザ北部に住んでいたジャーナリストのファトマ・ハッスーナさんによる1年間のビデオ通話の記録をもとに、封鎖されたガザの日常と破壊を克明に映し出し、市民の力強さと絆を伝える作品。
封鎖されたガザの日常と破壊を克明に映し出し、市民の力強さと絆、2025年4月に空爆で亡くなったハッスーナさんの遺志を伝える。
主人公のファトマ・ハッスーナさんは、セピデ監督とガザを記録し続けた。封鎖された過酷な環境下で、空爆や飢えに直面しながらも力強く生きる市民の姿や、街の僅かな輝きを撮影。監督にとってガザを知る「目」となり、その明るい人柄から「太陽のような存在」と称された。2025年4月15日、本作のカンヌ国際映画祭出品決定を喜んだ翌日、イスラエル軍の空爆により家族7人とともに25歳で命を落とした。
2月21日にはパレスチナ支援に従事するNPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」エルサレム事務所代表の手島正之さんらを招いたトークショーを実施する
映画を配給するユナイテッドピープル代表の関根健次さんは「本作が去年のカンヌ国際映画祭に選出され、行くことを楽しみにしていたフォトジャーナリストのファトマさん。彼女も空爆で殺されてしまったジャーナリストの一人となってしまった。『破壊されゆく世界に少しでも光を』と命がけで撮影した写真の数々や、太陽のように明るい彼女の存在を映画で観て、ガザのことを身近に感じていただきたい。また、ガザの人々が人間的な暮らしを取り戻せるように人道支援が集まることを願っている」と話す。
開催期間は3月6日まで、2月21日のトークは14時40分の回終了後。料金は一般1,900円、大学生1,500円。