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横浜に鉄道パブ「ブルートレインyokohama」 食堂車のような時間を

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 鉄道パブ「ブルートレインyokohama」が10月23日、横浜市役所向かいの宇徳ビル(横浜市中区弁天通6)の地下1階にオープンする。

開業前夜に「ブルートレインyokohama」を訪れた「新横浜機関区」店主だった花島さん

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 9月14日閉店した鉄道居酒屋「新横浜機関区」(中区吉田町)の常連客だった沼川滋さんが、多くの楽しい時間を過ごしてきた同店で知り合った仲間たちとの「居場所を作りたい」と、店主としての店を持つことを決意。

 店名を「ブルートレイン」にした理由は、自身がブルートレイン世代で、幼少からブルートレインの印象が強烈に焼き付いていたから。沼川さんは父が「転勤族」で、引っ越しのたびブルートレインで地方へ行くのが常だった。乗車前にホームにたたずむ姿や雰囲気、列車名称板の淡い光など、すべてが憧れの存在だったという。

 ブルートレイン乗車時に、楽しみだったのは食堂車。「列車に揺られながら飲んだオレンジジュースの味は忘れられない。誰もが笑顔で、あちこちから聞こえる楽しい会話、笑い声。まさにブルートレインでの旅の醍醐味(だいごみ)だった」と振り返り「最後のブルートレインが廃止されて10年。旅の記憶もどんどん薄れつつある。ブルートレインの食堂車のような楽しいひと時を過ごして」と来店を呼びかける。

 店内には鉄道模型や、鉄道グッズが並び、新横浜機関区から引き継いだものも多くある。外装はブルートレインを想起させるブルー。壁は鉄道写真の展示もできるよう、白で余白も残した。

 カウンターには調理師免許を持つ妻の一美さんと共に立つ。保健所の検査に合格致し営業許可証が発行されたのは、くしくも鉄道記念日の10月14日だった。沼川さんは「鉄道発祥の地横浜で、鉄道好きが楽しめる場所になりたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時~22時。定休日は10月=土曜~火曜、11月からは土曜・日曜定休。

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