崎陽軒(横浜市西区高島2)は「桂歌丸さんの愛した炒飯弁当2024」を、7月2日限定で発売する。
落語家の桂歌丸さんは、1936(昭和11)年生まれ。横浜市中区出身で、横浜にぎわい座館長(2代目)や落語芸術協会会長(5代目)などを歴任。2018(平成30)年に亡くなった。生前に「崎陽軒のお弁当(炒飯)は『命の親』」という言葉を残した桂さん。命日の7月2日に、桂歌丸さんの崎陽軒への思いに感謝の気持ちをこめた弁当を翌年から発売。桂歌丸さんが好物だった同社の「炒飯」をメインとする。
弁当にはそのほか、昔ながらのシウマイ3個、鶏の唐揚げ2個、塩焼きそば、筍煮、紅生姜が入り、「桂歌丸ひょうちゃん」のプリントをあしらったしょう油さしを添える。
掛け紙は落語家で漫画家・画家の林家木久扇さんが新たに描き下ろした。「お弁当、うめ(梅)~!」にかけて桂歌丸さんの周りに梅の花が咲き誇る、心温まるようなイラスト。
同社広報・マーケティング部の長谷川貴子さんは「メインの炒飯は、弟子の桂枝太郎さんの証言をもとに、桂歌丸さんが少し苦手だったというグリーンピースの代わりにエビをトッピングした。今年で7回忌となる、横浜の大衆芸能の振興にご尽力された桂歌丸さんが皆様の記憶にいつまでも残るよう、このお弁当が少しでも役立てば嬉しい」と話す。
販売は予約購入のみで、限定1500個。受け渡し店舗は横浜市中区・西区に限定。予約は6月24日10時からホームページで受け付ける。