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山中竹春横浜市長がローマ教皇庁主催の国際会議に出席 

ローマ教皇フランシスコ台下に謁見した山中竹春市長((写真:バチカン報道局)

ローマ教皇フランシスコ台下に謁見した山中竹春市長((写真:バチカン報道局)

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 山中竹春横浜市長が、バチカン市国とイタリア・ローマを5月15日から16日まで訪問し、ローマ教皇庁が主催する気候変動をテーマとした国際会議に招待出席して講演や、ローマに本部を構える国際連合3機関とのトップ会談などを行った。

国際連合食糧農業機関(FAO)で対談する山中竹春市長

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 15日はイタリア・ローマに本部を置く国連の食料関連機関のFAO(国連食糧農業機関)、IFAD(国際農業開発基金)、WFP(国連世界食糧計画)の3機関を訪問。世界の食糧・農業問題に対する横浜の貢献についてトップ会談を行い、横浜で2025年に開催される「第9回アフリカ開発会議」(TICAD9)と、2027年に横浜で開催される「GREEN×EXPO 2027」の成功に向けて協力していくことを確認した。

 16日は、バチカン市国ローマ教皇庁が主催する「気候危機から気候レジリエンスへ」をテーマとした国際会議に出席し、横浜市の気候変動への取り組みの現状や進捗を共有した。会議は、国際機関の関係者、各国の研究者、宗教指導者、世界各国の首長らが集った。アジアの首長としては、山中市長が唯一の登壇となった。

 訪問は、横浜市の脱炭素施策の推進や、海外諸都市や国際機関との連携強化、世界主要都市や国際機関との間で脱炭素分野の諸施策にかかる知見の共有を目的とし、横浜市の脱炭素施策の推進の現状や展望などを国際的にアピールした。また、会議に参加したパリ市長やボストン市長をはじめとした世界各都市の首長らと意見交換も行った。

 山中市長は今後の展望として2024年6月にバンコクで開催される横浜市とバンコク市の共催による気候変動ワークショップ、2027年に横浜で開催される脱炭素化社会に向けた多様なソリューションを展示する世界博覧会「GREEN×EXPO 2027」に触れた上で、「横浜では引き続き全世界の人々の幸福を実現するため、脱炭素化社会の実現をアジアからリードしていく」と脱炭素社会の実現を目指す意欲を示した。

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