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「まずい棒」発案者が「銚子電鉄」100周年応援映画を監督 横浜も舞台に

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 映画館「シネマ・ジャック&ベティ」(横浜市中区若葉町3)で、7月に開業100周年を迎えた千葉県の私鉄「銚子電気鉄道(以下、銚子電鉄)」の応援映画「散歩屋ケンちゃん」が8月5日・6日に上映される。

横浜のバーで佐伯日菜子さんが演じるワンシーン「散歩屋ケンちゃん」

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 銚子電鉄は、千葉県銚子市に本社があり、鉄道の区間は銚子駅から外川駅まで約6.4キロ。「濡れ煎餅(せんべい)」やスナック菓子「まずい棒」などの食品製造販売業や、物品販売業など、鉄道以外が売上高のうち8割を占めるユニークな経営で知られている。

 「散歩屋ケンちゃん」の監督は、販売開始から4年で400万本以上を売り上げた「まずい棒」の発案者の寺井広樹さん。

 第61回ブルーリボン賞や第40回ヨコハマ映画祭など数多くの映画祭で受賞をした映画「カメラを止めるな!」を、銚子電鉄がパロディした映画「電車を止めるな!」の原作も担当した。

 「まずい棒」や「電車を止めるな!」に関わる中で、「ひとりでも多くの方に銚子を散策して、日本一のエンタメ鉄道を体感していただきたいという思いを持つようになった」という寺井さん。

 「散歩屋ケンちゃん」は昭和50年代の銚子が舞台だが、助監督には横浜の映画監督の市川徹さんが参画。女優の佐伯日菜子さんが「バーのママ」を演じるシーンは横浜の映画館「シネマノヴェチェント」(西区中央2)の1階で撮影し、漫画家のビッグ錠さんが紙芝居師を演じたシーンは同館付近の寺の境内で撮影したという。

 寺井さんは「撮影は『カメラを止めるな!』で撮影監督を務めた曽根剛さんが担当し、数多くの印象的なシーンを横浜で撮った。ぜひ横浜の映画館で見てほしい」と話す。

 上映時間は15時から。5日上映後はビッグ錠さん、6日上映後は佐伯さんが舞台あいさつを行い、サイン会も予定。

 シネマノヴェチェントでは、8月19日~25日に同作を上映予定。

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