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山下公園レストハウスが「ザ・ワーフハウス」に 足湯やバーベキューエリアも

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 山下公園レストハウス(横浜市中区山下町)が「ザ・ワーフハウス 山下公園」として4月14日に新たにオープンする。

山下公園に日中無料の足湯スポット 冷却機能もそなえ、夏は足水

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 室内とテラス席は9時から18時までカフェ「THE WHARFHOUSE CAFE」として営業、18時以降はグリル「CRAFTBEER&GRILL」となる。海に面する「足湯テラス」と、アウトドアのバーベキューエリア、横浜ゆかりの土産品を扱うショップを併設する。

 カフェではファンケルのヘルシーな食材を使ったプレートやガレットのヘルシー・モーニング、ハンバーグやサンドイッチなどの昼食、抹茶わらび餅パフェやローズフレーバーのソフトクリームなどのスイーツを提供する。軽食と、レジャーシートやバスケットの貸し出しがセットになったピクニックセットも用意する。

 グリルは、セルフサービスではなく、スタッフがサービスする。横浜ビールの地ビール5種やオリジナルカクテルとともに、肉のグリルや地産の魚料理をそろえる。

 バーベキューは予約制で、熟成骨付きポーク 安曇野げんき豚などが入った「カジュアルBBQ」(4,000円)や、厚切り骨付きビーフが入った「プレミアムBBQ」(6,000円)などのコースが選択でき、飲み放題はプラス2,000円。

 「足湯テラス」も予約制で11時~17時は無料、17時~19時は利用料300円。

 レストハウスは2020年9月30日までコンビニエンスストア「ハッピーローソン」があった場所。横浜市が同建物をPark-PFI(公募設置管理制度)を活用してリニューアルする事業者を公募し、2022年2月に、ゼットン、ファンケル、横浜エフエム放送、三菱地所、ケーエムシーコーポレーション、サカタのタネ、グリーンサービス、tvkコミュニケーションズ、ありあけからなる「山下公園再生プロジェクトグループ」が整備・管理運営を担当することが発表されていた。

 Park-PFIは都市公園法に基づき、民間資金等を活用し公園利用者の利便の向上、公園管理者の財政負担の軽減する制度で、飲食を伴うPark-PFIは横浜市では初の事例。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、特例措置が適用され、事業期間の目安は最長20年とされている。

 代表法人のゼットン(東京都渋谷区)は横浜マリンタワーの運営サポートも担当しており、同社の公園再生事業室室長で、中区山下町在住10年で、準備には2年8カ月関わったという野尻徳也さんは「山下公園がレストハウスの事業者の公募をすると聞いて、公募条件が出る前から横浜市に思いをこめて企画書を出した。街にとって、人にとって、何がうれしいかを考えに考え抜いた」と話し、「日本最初の海浜公園の山下公園になじむことも大切にした。必要以上にまぶしくするのではなく、溶け込んだ風景をなるべく壊さないように、大規模改修をする中、白かった壁のイメージは残した」とも。

 座席数は、店内=86席、テラス席=48席、バーベキューエリア=54席(6人掛け9サイト)、足湯は最大16人同時着座可で、合計約200席。総面積は約290平方メートル。営業時間は9時~22時(バーベキューは11時~)。

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