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六角橋の仏具店 67年の歴史に幕

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 六角橋の「天平堂(てんぴょうどう)仏具店」(横浜市神奈川区六角橋1)が、10月17日に閉店する。

木製の千手観音や白木の仏像も 天平堂仏具店

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 1955(昭和30)年に、現店主の父が創業。仏壇、神棚、仏具小物までなど「品質の高いものを安心の価格で」提供。線香や数珠などの日常的なものも、いろいろな宗派に対応できるよう、さまざまな商品をそろえる。販売とあわせ、仏事の相談や墓地の紹介などの相談も引き受けてきた。

 80歳になった2代目店主の筒井瑛さんは、秋の彼岸を終え、「気持ちとしてはまだ続けたいのだけれど、動きが不自由になってきて、動けるうちに片付けたい」と店じまいを決意した。

 心残りは店内の商品。仏壇や、仏具など、「大切にしてくださる方がいれば」と全品8割引きで、販売を始めた。「廃棄するには忍びなく、とくに大きな商品については、神奈川県と東京都には、後日の無料配送も引き受ける」という。

 店主のほか、土日は女性店員も店頭に立つ。「念珠入れや数珠入れは、小物入れとして使ったり、ローズクォーツや、めのうのブレスレットなどは、アクセサリーにも」と、話す。「店内を片付けながらの営業となるが、欲しいものを尋ねてもらえれば、箱から出すことが可能」とも。

 営業時間は10時~19時まで。閉店まで無休。

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