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横浜市とフィンランドのトゥルク市が連携 若い世代の気候変動に関するメッセージを世界へ 

フィンランドの森(写真=Michael Matti, Visit Finland)

フィンランドの森(写真=Michael Matti, Visit Finland)

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 横浜の若い世代による気候変動(地球温暖化)に対する活動やメッセージを国内外へ発信するため、横浜市などが現在、関連動画を募集している。環境問題の取り組みで先進的なフィンランドのトゥルク市と連携した取り組みで、応募作品はネット上で公開・投票後、最優秀作品はフィンランドと日本で表彰する。

動画投稿を呼び掛けるフィンランド・トゥルク市のイラスト

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 動画募集は、持続可能な都市・地域を目指す国際的な自治体協議会であるICLEI(イクレイ)が進める「1.5℃ライフ共同キャンペーン」の一環。1.5℃ライフスタイルは、2015年12月に決められた国際ルール「パリ協定」に基づく脱炭素型ライフスタイルで、世界全体の平均気温の上昇を、工業化以前と比較し1.5度以内に抑えることを目指している。

 対象は横浜市内在住・在勤・通学または市内の団体で活動している18歳~29歳。個人でもグループでも応募できる。テーマは地球温暖化対策に対する取り組みや考えていること、アクションを起こしていることなどで、歌やダンスを含め、ジャンルの指定はない。3分以内の動画を作成後、ユーチューブで公開し応募連絡をする。

 環境問題に関しては、スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさん(17)の活動や発言が注目されたり、気候変動のための学校ストライキの運動がヨーロッパで広がったりするなど、今後、気候変動の影響を受ける可能性のある若い世代の活動が注目されている。

 市は、2050年までの温室効果ガス実質排出ゼロ(脱炭素化)を目指す「Zero Carbon Yokohama」を進めており、今回の動画募集などを横浜コミュニティデザイン・ラボ、RCE横浜若者連盟と共に取り組んでいる。

 動画募集について、横浜市温暖化対策統括本部調整課の宮島弘樹担当課長は「2050年までの脱炭素化『Zero Carbon Yokohama』を実現するためには、未来を担う若い力が不可欠。ビデオコンテストを通じて、一緒に横浜から世界にメッセージを届けていきたい。多くの皆さんからのご応募をお待ちしている」とコメントする。

 締め切りは1月15日。

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