みなとみらい21地区に2023年夏、世界最大級の音楽アリーナが誕生する。
事業は「Kアリーナプロジェクト」(横浜市西区みなとみらい6)として、みなとみらい21地域のシンボルとなる世界最大級の音楽アリーナ、客室数約340室のインターナショナルブランドホテル、オフィスビルを建設するもの。
建設地は、アンパンマンミュージアムの北側で、「マリノスタウン」跡地のみなとみらい21地区60・61街区の一部。敷地面積は31,793平方メートル。建築面積は27,600平方メートル。建物は地上28階、高さ99.87メートル、延べ面積約119,200平方メートル。工事は2020年8月に着工しており、完成は2023年7月の予定。みなとみらい線「新高島」駅が最寄り駅で、沿道には緑化施設が配置され、水辺に隣接したペデストリアンデッキも整備される。
横浜市は12月16日に、ケン・コーポレーション(東京都港区)による「Kアリーナプロジェクト」の事業計画を、企業立地促進条例基づき認定した。
企業立地促進条例の支援対象となるのは、コンサートイベントに特化した機能と設備を備える2万人規模の音楽アリーナ。文化・芸術施設の集積が進むみなとみらい21地域の「音楽の街」としての魅力を高め、にぎわいの創出が期待されている。
みなとみらい地区周辺には、今年3月7日にコーエーテクモゲームス本社ビル併設の収容人数約2,000人のライブハウス型ホール「KT Zepp Yokohama」が、4月12日に横浜市新市庁舎近くの横浜北仲ノットにライブレストラン「ビルボードライブ横浜」、4月25日にはランドマークタワー近くに1万人規模の「ぴあアリーナMM」、8月5日には横浜駅西口に約1,000人を収容するライブライブホール「1000CLUB」がオープンしている。
ケン・コーポレーションは、賃貸オフィス・高級賃貸住宅の仲介、不動産に関する企画・管理などの総合的コンサルティング、国内外で約30のホテルの所有・運営を行う不動産事業に関する総合企業。