横浜市は今年も、農産物の生産現場や直売所の見学を通じて市民が横浜の農と触れ合うことができる機会を提供するツアー「横浜農場探検隊」を行う。
横浜農場探検隊は2014(平成26)年度から「横浜みどりアップ計画」事業として継続的に実施。22回目となる今回は8月29日、「よこはまあさひブルーベリーの森」(横浜市旭区)を訪問する。ブルーベリーの生産者の話を聞き、収穫体験やアイスづくり体験、ブリーベリー茶づくり見学を行う。体験や見学を通じ横浜の「農」を発見する。
同事業では、市と市民や事業者が連携し、森や農景観の保全、緑の創出に取り組む。今回は、地域の活性化や都市農業の振興を目的とした連携協定を結んでいるフェリス女学院大学との共催で実施する。
横浜市環境創造局農政部の内田義人さんは「イベントを通じて、食や環境の視点から農業に関心を持ってもらえたら」と話し、「作物には四季があり、今しかできない貴重な体験を親子で楽しんでほしい。コロナウイルスの感染防止には細心の注意を払いながら、イベントを実施したい」と参加を呼び掛ける。
参加申し込み受け付けは7月31日まで。定員は抽選で40人程度。中学生以下の子どもと保護者が対象で、親子のいずれかが市内在住・在勤・在学であることが必要。参加費は、中学生以上=2,000円、1歳以上=1,000円。アイス作り体験は別途1セット500円。荒天中止。
横浜市の「みんなで育む みどり豊かな美しい街 横浜」という計画理念の「横浜みどりアップ計画」では、「横浜みどり税」を財源の一部に活用して、市民や事業者と連携しながら、森や農景観の保全、緑の創出に取り組んでいる。